みなさんこんにちは。今回はアファメーションと人間関係の改善をテーマにお話したいと思います。
アファメーションとは「自分自身に肯定的な言葉をかける行為」を指します。人間関係のこじれは一見すると、他者との関わりから生まれるものに思われがちです。
しかし実際は、当人同士のネガティブな潜在意識や卑しい気持ちが思わぬきっかけを生み出してしまう事が多いのです。そう考えると、改善すべきは自身に宿ってしまったマイナスな潜在意識という事になります。
ここで紹介している3つの体験談は、どれも自身の卑しさがきっかけで人間関係をこじれさせてしまった人が人間関係を改善させるまでのストーリーです。現在進行形で人間関係をこじらせている人は、是非参考にしてみて下さい。
Contents
喧嘩した親友との人間関係をアファメーションで改善させたR.Kさん
R.Kさんは親友との友好関係をこじらせてしまった男性です。彼には、学生時代から仲が良かった男友達がいました。学校からの最寄り駅も同じ、部活も同じだった為学生時代はよく一緒に遊んでいたとの事。
大学こそ別だったものの、別の道に進んでもずっと仲が良い関係を築いていけると思っていたそうです。
「彼との友好関係をこじらせてしまったのは、他でもない僕の失態なんです。彼とお酒を飲んでいた時なんですが、些細な事で論議になってしまってお互い熱くなってしまったんですよね。いくら仲が良くても学生時代からの不満はたまっているもんで、その時に僕が今までの不満をぶつけてしまいました。彼は予想もしない事だったと同時にショックだったみたいで、その瞬間『じゃあ、もうこうやって会うのは止めよう』と言ってきたんです。僕もその時は酔っぱらっていたので啖呵を切ったんですが…後日振り返ってみてとても後悔しました。あんな場でしかも勢いに任せていうべきではなかったなと」
R.Kさんはすぐ謝罪の連絡をいれ、もう一度会わないかと聞いてみたものの、聞き入れてもらえなかったそうです。
「あの時不満をぶつけていなかったら、と何回思った事か覚えていません。とにかく酔った勢いで言ってしまった事、言葉を選ぶべきだったと謝りたかったんです。でもどうやっても会ってもらえなくて。半分諦めモードになっていました」
そんな彼を前向きな気持ちにさせてくれたのは、R.Kさんのお母様だったそうです。元気がないR.Kさんを見てお母様がかけた言葉は、R.Kさんにとって意外な言葉でした。
「母親は、いつも僕が落ち込んでいても何も言わずに黙って見守ってくれている人でした。でも僕が落ち込んでいる理由が交友関係、しかも親友との事だと分かると、『そんなんで諦めるの?それくらい彼は傷ついたって事でしょう。あなたも同じように痛みを感じてみなさい。学生時代の友人は本当に貴重よ』と言ってきたんです。いままで聞いた事がない言葉だったので、びっくりしましたね。きっと友人だけは失ってはいけないという母なりのエールだったんだと思います」
お母様からの叱咤激励を受けたR.Kさんは、まず「どうやったら前向きな気持ちで居続けられるか」を考えたそうです。そこで見つけたのが潜在意識とアファメーションの活用だったそうです。
「色々な方法がネットには書いてあったんですけど、どれもありきたりでそんなの知ってるし、やってるよみたいなものばかりだったんですよね。だからこちらのブログに書いてあった、潜在意識とアファメーションについての記事を見た時に、すごく新鮮さを感じたんです。ほぼ全部の記事に目を通し、とにかくダメもとでもいいから1日5分、アファメーションをやり続けてみようって思いました」
R.Kさんが唱えたアファメーションは「自分は人間関係に恵まれている!」「自分は辛抱強い人間だ!」といった内容だったそうです。
「とにかく交友関係に関する前向きな言葉を唱え続けたんです。それでも時々心が折れそうになった時は、また親友と一緒に飲んでいる姿をイメージしながら、『自分は魅力的な人間だ』等自分を励ます意味のアファメーションも唱えましたね。そんな日々を続けていたら、だんだん心の奥底にあったマイナスな考えや気持ちも薄れていました。今思えば、アファメーションを続けた結果、この時点で僕の潜在意識もしっかり書き換えられたんだと思います」
アファメーションを続けて1ヶ月。R.Kさんの熱意が伝わったのでしょう、親友から突然連絡がきたそうです。その時、もう一度話すチャンスをもらいしっかり関係を修復出来たとR.Kさんは語っていました。
「アファメーションを続けていて良かったです。きっと先生のブログに出会ってなかったらいまも親友とは疎遠のままだったと思います。ありがとうございました」
自分自身を肯定的に捉える言葉も唱えたことで効果倍増
R.Kさんは自分の過ちによって起こしてしまった人間関係のこじれを自身で修復したというケースです。
この成功体験談のポイントは「アファメーションをうまく使い分けた事」にあるでしょう。先述したようにアファメーションは自分自身にかける前向きな暗示のようなものです。その為自分や置かれている状況がプラスになる内容である事が前提となります。
今回R.Kさんは自分に対して暗示をかけましたが、内容は「自分は人間関係に恵まれている」と「自分は魅力的な人間だ」という2通りでした。特にこの後者は重要で、いくら修復出来ると思っていても自分自身に対するイメージが否定的だとアファメーションの効果を最大限実感出来ない可能性が高いのです。
皆さんもアファメーションを用いる時は、願望実現に対する肯定的な言葉と同時に、自分を肯定的に捉える言葉も唱えてみて下さい。
同僚同士の人間関係のこじれを間に入って改善させたU.Hさん
30代の女性、U.Hさんが改善させた人間関係は、職場の同僚同士が引き起こしたものだったそうです。彼女が同僚同士のトラブルを知ったのは事件が起きてから半年が経った頃との事。
「私のいる職場は同僚間の仲もよく、だいたい1ヶ月に1回は複数で集まって飲みに行ったり遊びに行ったりしていました。ところが、いつも企画してくれるAから連絡が途絶え、半年ほど経過してしまったんですよね。きっと仕事が忙しいのだろうと思っていたので最初は気にしなかったんですが、たまたまSNSで別のグループと飲みに行っている様子を見つけてしまって。これは忙しいわけじゃなく、なにか理由があるのかなと感じました」
「聞いてみたら、どうやら同僚のBとトラブルになっていたようでした。2人は半年前に喧嘩をして、そこから疎遠になったそうなんです」
U.Hさんは2人に連絡をし、仲直りをさせようと試みたのですがお互い誘いには乗ってくれなかったそうです。その後も何度も手段を変えて誘ってみたものの3人で集まる事は出来ませんでした。次第にU.Hさんにも怒りが込み上げてきたそうです。
「2人は私とだけなら会ってもいいというんです。なんでこんなに人間同士の喧嘩、特に大人同士の喧嘩って面倒くさいんだろうって感じましたね。でもみんなでお酒を飲んだり買い物に出かけるのはとても好きだったので、このまま自然消滅させる事だけはしたくない。そんな気持ちがとても強かったので、もっと本腰を入れて関係修復に取り組もうと考えました」
彼女は元々潜在意識とアファメーションについては知識があったと語っていました。しかし、どのような方向でこれらを活用し前向きに関係修復をしたらよいのか分からなかった為、インターネットで色々と検索をしてみたそうです。
「検索をしていたらこちらのブログに出会いました。具体例も多く、為になる事やすぐに実行出来そうな事がたくさん書いてありました。特に人間関係に関する記事を見て、1日5分で唱えられる私なりのアファメーションも思いつきました」
U.Hさんが唱えたアファメーションは「あきらめずに2人の関係を修復出来た!」「同僚間でまた遊べるようになって嬉しい」だったそうです。ただし、時折2人からもらう、関係修復を妨げるマイナスの考えには苦労したとの事。そこで、U.Hさんは2人との連絡の中で顔をのぞかせる「もう2人の関係は修復出来ない」というマイナスな考えも打ち消すように努力し、とにかく前向きに現状と向き合える場を作る事に徹したそうです。
U.Hさんが覚悟を決め苦労を重ね続けてから4か月が経った頃。Bから「Aに会ってみようと思う」という連絡をもらったそうです。U.Hさんはこの機を逃してはいけない…そう直感しました。
「やっと私の努力の片鱗が顔をのぞかせたなと思いました。1回で修復出来るとは思いませんでしたが、これを機に前に進ませる事は出来ると思ったんです!さっそくAを強制的に連れ出して3人で会いましたよ。会った瞬間私が感じたのは、2人とも申し訳なさそうな顔をしていた点でした。これは今日で関係が修復出来ると確信しましたね!」
数時間の話し合いの末、当事者の2人は仲直りをしたそうです。U.Hさんは心からほっとしたと話していました。
「大人になるとどうしても譲れないものが増えて意固地になってしまうもんです。だから時には第三者が介入する事も大事だなと感じました。ただそんな私も、潜在意識やアファメーションに助けられていなかったらここまで出来なかったと思います。潜在意識ってすごいですよね」
喧嘩の仲介であっても主語は自分自身にすることが大切
今回は、友人同士の人間関係を改善させたケースでした。U.Hさんもおっしゃっていたように、友人同士が意固地な場合は誰かの介入が必要な場合もあります。
今回はたまたま潜在意識とアファメーションの効果を信じていたU.Hさんが仲立ちになり、喧嘩をしていた2人をプラスの気持ちへ導いてくれたのが大きなポイントです。きっとU.Hさんが間に入っていなかったら2人の友人の交友関係はもっと悪くなっていたかもしれません。
ここで、1つポイントとなるのが、U.Hさんは友人に対するアファメーションは唱えていなかったということです。アファメーションは、自分自身を主語にしなければ効果が期待できないため注意しましょう。
内緒話が原因でこじれた女子高生同士の関係修復に成功したS.Aさん
S.Aさんは、1年前まで都内の高校に通っていた10代の女性です。今回彼女が体験談を寄せていただいたのは、高校時代の大きな人間関係のこじれをアファメーションで解決出来たからとの事。人間関係のこじれが起きたのは高校3年の頃だったそうです。
「高校時代、私は部活に入っていなかったので、クラスで一緒になる女子のラインナップはその1年を楽しく過ごせるかどうかの大問題だったんです。ですが、高校3年のクラス替えで、これまで仲が良かった子と離れ、私が苦手な運動部所属のイケ女(イケてる女子)の多いクラスになってしまいました。今年1年はもう受験に専念しようと決めたんですが、私の他にもう1人馴染めてなさそうな子がいたので、その子に話しかけたんです。私はこの子と一緒に1年間をともにしようと決めました」
知り合ってからというもの、S.Aさんとその同級生は日に日に仲良くなっていきました。お互いの身の上話から他愛のない話まで沢山したとの事です。しかし、そんな幸せな日々に、いったんピリオドが打たれます。
「私と彼女だけの秘密の話が他の人に漏れていた事が分かったんです。その話は私が彼女にだけ打ち明けた内緒話だったので、私は彼女が誰かにバラしたんだと思ってしまいました。ちゃんと調べもせずに…。当時の私はひどくショックを受けていたので、彼女に『絶交しよう』といってしまったんですよね」
「その時、友人はとても悲しそうな顔をしていました。後で分かったのは、噂が広めたのは彼女じゃなくて、たまたま横で話を聞いてしまった男子が原因だったんです。でも原因が分かってもなかなか謝る事が出来ない自分がいて…。1ヶ月くらい全く口をききませんでした」
そんなS.Aさんが彼女との関係を修復しようと覚悟を決めたのは、ネットサーフィンで見つけた当ブログの人間関係の悩みに関する記事だったそうです。
「こちらの記事には、潜在意識を用いて人間関係の悩みを解決させた人の体験談や悩みの解消法等が載っており、まさにいまの私に必要だなと感じたんです。アファメーションについてもその時知りました。これらの記事を読んだ後、私の心は『やってみるしかない!』という思いでいっぱいでした。まずは、『彼女との人間関係は修復出来ないかもしれない…』という潜在意識をプラスにシフトさせる事と1日5分だけアファメーションを唱え続けるという事から始めたんです」
まずは潜在意識の書き換えから試みたS.Aさん。彼女が唱えたアファメーションは「私は正直に気持ちを話せる」「彼女と仲直り出来たことに感謝している」だったそうです。1日5分のアファメーションの感想をS.Aさんは以下のように語って下さいました。
「5分唱え続けるって結構長いなと思ったんですけど、実際毎日やってみるとそうでもなかったです。むしろ慣れるにつれて、だんだん短くなる感じがしました。しかもやっていくうちに自分に自信が持てるようなったんです。とにかくアファメーションを続けた事で、自分の気持ちを前向きに整理出来ました。あとは彼女にしっかり伝えるだけってところまで至ったんです」
気持ちを前向きに整理し、今までの誤解と非礼をわびたS.Aさん。彼女からはすぐに許しをもらえたそうです。彼女達は今でも、2人で旅行にでかけたりする仲だそうです。
潜在意識がマイナスに傾いていたらまずはポジティブに捉えることから始める
S.Aさんは些細な誤解から大切な人間関係を全て壊してしまうという大変な経験をしました。ただ、彼女はそれでも自分の非を認め、潜在意識とアファメーションを用いて見事に関係修復を成功させました。
このケースのポイントは、潜在意識がマイナスに傾いている事に気づき、まずそこから修正出来た点です。根本的なところに気づき、順序良く潜在意識を活用出来たのが良かったのでしょう。
まとめ
アファメーションはは自身の気持ちを前向きにさせられる、とても素晴らしい方法です。今回のテーマのようにマイナスな気持ちに陥りやすいトラブルが起きても、アファメーションを知っていれば自然と前向きな行動がとれます。
皆さんも人間関係がこじれた時は、まずは潜在意識の書き換えとアファメーションで自身の気持ちや考えを整理してみると良いでしょう。