みなさんこんにちは。今回は、潜在意識を活用した気持ちの切り替え方をテーマにお話したいと思います。
嫌な事が起きた時に、何時迄も引き摺ってしまう人も居ると思います。潜在意識の考えがネガティブになっていると、どうしても嫌な出来事等に意識がフォーカスしてしまうからです。
この記事では、潜在意識を活用した5つの気持ちの切り替え方を紹介しています。普段から否定的な言葉を使わないように注意して、嫌な出来事が起きた際は、この記事で紹介している方法を試してみて下さい。
Contents
潜在意識からポジティブになれる!慈悲の瞑想
慈悲の瞑想は、自分を含めた全ての人の健康や幸福、豊かさ等を願っていく瞑想です。お坊さんの修行では、本格的な瞑想をする前の準備運動のような感じで行われています。
慈悲の瞑想で即座に気持ちを切り替えられる
慈悲の瞑想は、慈悲の念を経験する為に行います。慈悲の念は、人の心から苦しみを取り除き、楽を与えたいという抜苦与楽の心の状態です。慈悲の瞑想の言葉は少々長いですが、「私」「私の親しい人」「生きとし生ける者」に対して、幸せや願望の実現を願い、悩みや苦しみが無くなる様に願っていきます。
慈悲の瞑想の言葉を唱え、真剣に自分や自分に関わる全ての人の幸福を願っていると、嫌な事から簡単に気持ちが切り替えられます。他人の幸せや願望の実現を願いながら、自分に起きた嫌な出来事に苦しむ事は出来ません。
慈悲の瞑想を習慣にすれば、嫌な出来事が起きても大丈夫な強い心が手に入ります。一般的な瞑想とは異なり、結跏趺坐等の姿勢を取らなくても出来るので、家事をしながら慈悲の瞑想を行う事も可能です。
外出先でやる時は簡易バージョンがオススメ!
慈悲の瞑想は、座禅のような姿勢を取らなくても出来ると説明しましたが、外出先ではやり難いでしょう。簡易バージョンの慈悲の瞑想の言葉でも、10~15分位は時間が掛かってしまうからです。
そこで、外出先でやる場合は、「生きとし生けるもの全てが幸せでありますように」だけに留める等、簡易バージョンの言葉を用意して読み上げるのがオススメです。また、目の前に居る人に対して、「この人達に全ての良き事が雪崩の如く起きます」と肯定するのも効果的です。
嫌な事が起きてしまったら、意識を明るい方、ポジティブな方に向ける事が大切です。慈悲の瞑想の言葉は、直ぐにポジティブになれる方法として覚えておきましょう。
慈悲の瞑想はアンチエイジングにも効果あり
慈悲の瞑想は、気持ちの切り替えや鬱の症状改善の効果がありますが、アンチエイジングにも効果がある事が同数カロライナ大学の研究で分かっています。更に脳の島部という部位が活性化し、共感性や他者を思いやる気持ちも高まるそうです。
嫌な出来事があった時だけするのでも良いですが、出来れば毎日15~20分位時間を掛けて、慈悲の瞑想の言葉を唱えることをオススメします。
尚、慈悲の瞑想を行うに当たり、デメリットや注意点はありません。真剣な気持ちで他者の幸福を願う程効果が高まりますので、意識を集中させるようにするのがオススメです。
潜在意識と波動を整える効果あり!酒塩風呂
酒塩風呂は、湯船に日本酒と塩を入れて入る入浴法です。お酒を飲むと気と血液の流れが良くなりますが、湯船に入れる事でも同じ効果が得られます。塩には、潜在意識を整える浄化作用がありますので、非常にさっぱりとした気分になれます。
お酒と塩を湯船に入れるだけで実践出来る
酒塩風呂は、湯船に日本酒と塩を入れるだけなので、誰でも簡単に実践出来ます。20分程度の短時間の入浴でも、気や潜在意識を整える効果がありますので、定期的に酒塩風呂を実践している人も居るようです。
潜在意識の話しでは、嫌な出来事が起きた際に「許す」事を重視しています。しかし、不快な思いをさせられた相手を許すのは、思っている以上に難易度が高いワークです。そこで、酒塩風呂で気の状態を整えてから、起きた出来事に対する記憶を癒す、という流れでやるのが良いでしょう。
日本酒と塩を入れる量は、自由に決めて頂いて大丈夫です。日本酒を一升瓶丸ごと入れる人もいれば、一合程度にする方もいますし、塩の量もお猪口一杯程度から一袋入れてしまう人もいます。日本酒も塩も非常に強力な効果がありますので、少量でもたっぷりと汗をかいて効果を体感出来る筈です。
温度設定を高めにして沢山汗をかく事が重要
酒塩風呂をする際は、何時もよりも少し高めの温度設定を心掛けて下さい。酒塩風呂の目的は、自分のエネルギーの状態を整える事にあります。沢山汗をかく程、浄化の作用が高まるからです。
但し、入浴中に追い焚きをしてしまうと、湯沸器を損傷させる原因になる場合があります。住宅設備にダメージを与えない為にも、高めの温度設定でお湯を沸かし、そこに日本酒と塩を入れるのが良いと思います。
尚、酒塩風呂に入浴中は、想像以上に大量の汗をかきます。脱水症状で具合が悪くなる可能性もありますので、必ず水分補給の為のお水も用意しましょう。
日本酒と塩はきちんとしたものを用意する事
酒塩風呂で使用する日本酒と塩は、きちんとしたものを用意して下さい。
日本酒は、出来れば本醸造酒、純米酒、吟醸酒と表示してあるものがオススメですが、料理酒でなければ概ね問題無いと思います。
塩については、岩塩や海水を原料とするもので、天日製塩法で作られたものを選んで下さい。イオン交換膜で作られたものは、浄化の効果が殆どありませんので間違えて選ばないようにしましょう。
尚、日本酒と塩の両方を入れる事に抵抗がある場合は、塩だけを湯船に入れるのでも構いません。基本的に塩は、エネルギーを浄化する作用があり、日本酒は大地のエネルギーを与えてくれるものです。潜在意識から浄化して、大地や太陽のエネルギー迄頂こうというのが、酒塩風呂というものになります。
嫌な出来事の記憶を癒せる!言霊
言葉には、言霊というエネルギーがあり、良い言葉を唱えると、潜在意識をポジティブに変えられます。心の状態により、効果が現れる迄の時間に差がありますが、常に良い言葉を選ぶようしましょう。
言葉の力で潜在意識を書き換えて嫌な出来事を乗り越える
例えば、信用していた人に裏切られてしまったとしたら、相手を恨み続けたり、自分に対してダメ出しをする事があります。少し信じられないかもしれませんが、スピリチュアル的には、怒りが相手に向く状態が続くと、相手に殺意を抱いて本当に犯罪者になる事もあるそうです。逆に、自分を否定する考えに囚われてしまうと、自ら死を断ってしまう程迄追い込まれてしまいます。
何れにしても嫌な記憶を癒さずにいてダメージを受けるのは、嫌な思いをした本人です。言葉の力を使って、自分も相手も許す事が出来た時に、初めて人生の駒を次に進められるのです。
この際、誰に対しても責める心を持たず、自分の捉え方や在り方を変えて乗り越える、と考える事が非常に重要です。相手を許す何て出来ないと思うかもしれませんが、許せるようになる迄言霊のワークを続けるようにしましょう。
過去の記憶を癒すホ・オポノポノ
嫌いな相手をイメージして「許します」というのは、少々ツライと思います。そんな時は、ホ・オポノポノの「御免なさい。許して下さい。有り難う。愛してます」の4つの言葉を只管唱えるのがオススメです。
この際、「何に対して『御免なさい』なの?」等と聞く人がいますが、何も考えずに言い続けるのがポイントです。潜在意識のワークは、無意識の領域への働き掛けですので、意味や効果等を考え過ぎると、絶対に効かなくなる場合もあるのです。酔い止めの薬の譬えで有名なプラシーボでも、からくりが分かっている人には、ビタミン剤を渡しても効かないという事です。
ホ・オポノポノの言葉を唱える際、不快な気分にならなければ、本の少しだけ嫌な出来事を頭の片隅に置いてみて下さい。何も考えずに唱える場合よりも、より早く気持ちの切り替えが出来ます。
感情を手放す為の言霊ワーク
嫌な出来事を思い出しても、取り乱さずに居られるなら、感情を手放す言霊ワークもやってみて下さい。例えば、ある出来事に対して、怒りに囚われていたなら「怒りの感情を手放す事に決めました」と声に出して宣言するのです。「怒りの感情は要りません」等の言い方でも大丈夫です。
このような自分の感情をポジティブにする宣言を1,000回程声に出して言っていると、本当にネガティブな感情を手放せるのです。ネガティブな感情に囚われている状態は、否定的な考えに執着している状態です。否定的な感情や考えに対して、はっきりと「要らない!」と宣言すると、捉え方が変わり、不快に感じなくなるのです。
この感情を手放す言霊ワークは、人に対しても有効です。どうしても苦手で嫌な人が出て来たら、「△△さんは、私の人生に必要ありません」と宣言しましょう。相手の重要度が下がり、嫌な人だというのが気にならなくなってきます。
瞬時にネガティブを手放して潜在意識を守りたいなら運動を行う
潜在意識のワークをする気にもならないなら、30分位の運動をするのがオススメです。筋トレやウォーキング等でも良いですが、ジョギングをすると短時間で気持ちの切り替えが出来ます。
運動中はネガティブな思考を手放せる!
ジョギング等の有酸素運動をしながら、ネガティブな事をあれこれと考えられない人が殆んどです。走りながら嫌な記憶が蘇るようなら、少し走るペースを早くすれば解決出来ます。
この事から分かるように、運動をしている最中は、ネガティブにならずに済むメリットがあります。否定的な感情や考えに囚われ、どうしようも無くなっている時でも、感情のリセットが出来るのです。
雨が降っていて走れないような時は、駅の階段を軽く走って登ったり、スクワット等の筋トレもオススメです。また、家に居る時なら、家具の配置を変える等して、模様替えと大掃除をして体を動かすのも効果的です。
運動後は頭が冴えて問題が解決する事もある
運動をした後は、脳の働きが活発になり、非常に頭が冴えた状態になります。解決しなければならない問題がある時は、運動後に解決法が思い付いた、という事も多くなります。運動の種類にもよりますが、ドーパミンやセロトニンでポジティブな感情になる事も可能です。
大切なのは、否定的な考えや感情にどっぷり浸かってしまい、悪い運気に勢いが付かないように気を付ける事です。その為に有効なのが、ジョギング等の運動をする事です。悪い運気の勢いを抑え、良い運気の元となるポジティブな感情が手に入るのです。
ジョギングなら、運動をするのにお金も大して掛かりません。ツライ出来事があったら、「先ずは走る」というのを習慣にしましょう。
運動後は問題解決した後の未来をイメージする
ジョギング等の有酸素運動をした後は、少し息を切らして、意識もボーっとすると思います。この運動後の意識状態は、潜在意識を書き換える絶好のタイミングなのです。四国のお遍路、八十八ヶ所巡りに効果があるのも、運動した後と同じ意識状態になるからでもあります。また、運動後は、ネガティブな感情になりにくいので、イメージングやアファメーションも成功し易い特徴があります。
解決しなければならない問題があるなら、運動後に問題が解決した後の幸せな未来をイメージしましょう。夢や願望があるなら、アファメーションにして短い文を用意しておくのもオススメです。
潜在意識から一瞬で落ち着きを取り戻したいなら一音傾聴法を行う
一音傾聴法は、日本の自己啓発の元祖である、中村天風氏が考案した瞑想法です。瞑想といっても、一般的な瞑想ではなく、音に意識を向けるだけの気軽に取り組める方法です。ネガティブな考えを一瞬で手放せますので、やり方だけでも知っておくと良いと思います。
1つの音に意識を集中させるのが一音傾聴法
一音傾聴法は、トライアングルやチベタンベル等の音の余韻を残せる道具を用いて、その音に意識を集中させます。その後、時間が経過すると余韻の音も消えますが、そのタイミングで無我無念の状態に入れるのです。
実際にやると分かりますが、意識を音に集中させるのは、意外と簡単です。音に意識を向けている間は、嫌な事も考えにくくなり、余韻の音が消えたタイミングで「無の音」を感じるようになるのです。
一音傾聴法で無の状態を保てるのは、長くても30秒程度です。音の余韻を聞いている時間も含めて、1分以内に終了します。音源さえ用意しておけば、何時嫌な出来事があったとしても、その1分後には心の回復が出来てしまいます。
音源はスマートフォンのアプリを活用するのがオススメ
一音傾聴法を自宅でする場合は、音源を用意しておくだけで良いですが、外出先で困る場合があります。音を鳴らす道具を常に持ち歩くのは現実的ではありませんし、周囲の人の目も気になります。
そこでオススメしたいのが、スマートフォンのアプリをインストールしておく方法です。お寺の鐘や法具を鳴らした時の音が聴けるアプリがありますので、いつでも聴けるようにダウンロードしておけば良いのです。
もし、職場等で嫌な出来事が起きたら、ちょっと席を外して一音傾聴法が出来ます。トイレに行ったり電話を掛けるといえば、大抵は、席を外せると思います。一音傾聴法は、歩きながらでも出来ますので、これを機会に万全な準備をしておくのも良いでしょう。
一音傾聴法で落ち着いたら他の潜在意識ワークを実践する
一音傾聴法は、思考をクリアにしたり、右脳を活性化させる等の効果はありますが、過去に起きた出来事の捉え方を変えるものではありません。嫌な出来事があり、気持ちが動揺している時に落ち着かせる効果があっても、直接、問題を乗り越えるものではないという事です。
一音傾聴法で心の落ち着きを取り戻したら、ホ・オポノポノ等で、問題を思い出しても大丈夫なようにしておきましょう。酸性テストと言いますが、過去のネガティブな記憶を思い出し、嫌な感情がしなくなる迄潜在意識のワークをする事が重要です。
まとめ
何か問題が発生した際、嫌な記憶に囚われないように気を付けないといけません。人によっては、何年も前に起きた出来事に対して、未だに恨み事や泣き言を言い続けている人もいます。自分が理不尽な状況にある事を人に知って貰いたいと思うかもしれませんが、自己憐憫に溺れた状態になるので危険です。
嫌な出来事が起きたら、大丈夫なフリをしているのも、上手に問題を乗り越えるコツです。その上で、上で紹介した潜在意識をポジティブにするワークを行えば、波乱万丈に負けない自分になれるでしょう。