みなさんこんにちは。今回はカウンセリングではインナーチャイルドが癒せない理由をテーマにお話したいと思います。
インナーチャイルドを癒す為のカウンセリングはありますが、大きな効果を期待する事は出来ません。全く効果が無いというわけではありませんが、別の方法でインナーチャイルドの傷を癒す方が確実です。
基本的には、信念の考えに間違いがあり、その間違えた考えで苦しんでいるのがインナーチャイルドの傷の正体です。カンセリングで考え方を変えていける場合もありますが、変わらないケースが殆んどです。もし、インナーチャイルドの傷を癒したいなら、この記事の最後で紹介している5つの方法を試してみて下さい。
インナーチャイルドの傷はカウンセリングでは癒せない理由7つ
インナーチャイルドの傷の癒やしにカウンセリングの効果が無い理由は、7つあります。カウンセリングの効果を期待しすぎてしまうと、大金を失う原因になる事があります。理由についてしっかり確認し、適切な方法でインナーチャイルドの傷を癒すようにしましょう。
インナーチャイルドの傷は幼少期に持った信念の間違いが原因だから
インナーチャイルドというのは、あくまでも心の状態を例えている表現です。心に否定的な感情が生じるのは、無意識レベルでの信念に間違いがあるからです。例えば、幼少期に犬に咬まれた経験があり、犬を怖いと思い込んでいる人は、小さな犬を見ただけでも恐怖を感じます。犬を見ても大丈夫なようにするには、犬の存在を肯定して「犬は素晴らしい」と思える必要があります。
同じようにインナーチャイルドの傷というのは、幼少期に自己否定の考えを持ってしまい、その信念を持ち続けて大人になった人の心の状態です。自分自身の存在について肯定する考えに変えるには、繰り返し何度も自分を肯定する言葉を唱えたりする必要があります。
カウンセリングは、カウンセラーの話しを聞いたり、癒しのワークをしたりしますが、直接的に考えを正す方法ではありません。鬱病の人が薬を飲んで症状を緩和させる程度の効果があるかもしれませんが、根本的に考えを正すものではありませんので効果は限定的と言えるでしょう。
カウンセラーが話を聞いているだけという場合があるから
カウンセリングは、本来、インナーチャイルドの傷がある依頼者に対して、相談による援助を行う事を意味します。一昔前の占いは、相談という意味合いが強かったので、本来のカウンセリングに近くなります。
つまり、カウンセラーの本来の役割は、依頼者の悩みを聞き出して、適切な助言をするというものです。インナーチャイルドの問題に詳しければ、後で紹介する潜在意識に書き換えのワークを紹介したり、運動をするように勧めてくれます。
しかし、信念を書き換える為のワークは、お金を払わなくても調べれば分かります。話を聞いて欲しい、という思いがあるかもしれませんが、愚痴や泣き言を言葉にする事になるので、心の状態を悪くしてしまうだけです。
相談を受けるカウンセラーは、しっかりと話しを聞いて同情してしまうと、波動の原理により、依頼者と同じように不幸になります。全然幸せそうなカウンセラーは、他人事としてしか聞いていないので、話を聞いて欲しいという要望を満たしてくれているわけではありません。
カウンセリングで一時的に気分が良くなっているだけという事があるから
カウンセリングによっては、インナーチャイルドに傷がある方が効果があるように感じる事もあります。何らかの方法により、インナーチャイルドの傷から意識を背けるようにすれば、気にならなくなる場合もあるからです。
しかし、殆んどのケースでは、信念にある考えを正しているわけではありません。例えて言うなら、犬が怖いと感じている人でも、運動をして汗を流したり、美味しい食事を楽しんでいる時は、犬が怖いと感じる問題は無くなります。悪質なカウンセリングになると、「また犬が怖くなったら来て下さい」といった内容の事を告げ、一時的に効果のあるワークを繰り返ししていたりします。
インナーチャイルドの傷の問題がカウンセリングで解決したという事例は、非常に少ない筈です。ほんの少しの可能性でも試してみたいと思うかもしれませんが、より効果が見込める方法を選ぶ方が確実です。無意識レベルでの考えを変えるだけなら、自分の力で出来ますので、後で紹介するワークを試す方が良いでしょう。
カウンセラーの中には専門知識が不足している人もいるから
インナーチャイルドの傷を癒すというカウンセラーの中には、残念ながら専門知識が不足している人も多くいます。インナーチャイルドの傷の癒やしに対して、間違えたアドバイスを行い、それを実践してしまうと逆効果になる場合があります。
例えば、職場での人間関係が上手くいかない理由が自己否定の考えにあるのに、「明るく挨拶をするようにしましょう。」と言われて実践しても改善は見込めません。「弱気だから舐められる。」というのを信じて、強気で対処しようとすれば、人間関係が崩壊してしまう事もあるでしょう。自己否定の考えに苦しみ、マウンティング等をして上手くいかないのであれば、自分を許して愛する事が必要なのです。
専門知識が不足しているカウンセラーのアドバイスを鵜呑みにするのは危険です。インナーチャイルドの問題は、非常にデリケートな問題になりますので、カウンセラーは、しっかりとした実績と専門知識がなければいけません。それを見極めるのが難しいので、カウンセリング以外の方法で解決した方が良いでしょう。
インナーチャイルドの傷の問題は長期的に続いていた場合が殆どだから
インナーチャイルドの傷は、生まれてから10歳位迄の期間での経験で、何らかの間違えた信念を持ってしまった、というのが問題の本質です。だとすると、例えば今30歳の人にインナーチャイルドの傷の問題がある場合は、少なくとも20年以上、心に問題を抱えていた事になります。
潜在意識の力を活用すれば別ですが、カウンセリングを数回受けた程度では、何十年も持ち続けて来た信念が変わるとは思えません。カウンセラーの力量にもよりますが、原因の特定が間違えていれば、カウンセリングそのものがムダに終わる事もあります。
例えば、幼少期からずっと他人に対して「怖い」と思い込んでいた人が、数回のカウンセリングを受けて、すっかり治りましたという事はあり得ません。後で紹介する癒しのワークも、じっくりと時間を掛けて取り組む必要があります。インナーチャイルドの問題を簡単に治そうとすると、思い通りにならない事があるので注意しましょう。
カウンセラーとの信頼関係が構築出来ている事が前提となっているから
カウンセリングで効果を発揮する為には、カウンセラーとの信頼関係が出来ている事が非常に重要になります。信頼関係が構築出来ていなければ、カウンセラーに何を言われても、100%言葉を受け取る事が出来ません。
例えば、インナーチャイルドの傷で自尊心が低い時は、例え自分の親に「あなたには素晴らしい価値がある」と言われても、それを言葉通りに受け取る事は難しいはずです。なぜなら、言葉というのは、自分に近しい人程、大きな影響を与えています。自分自身で自分を否定しているので、例え親から自分を肯定する言葉を言って貰っても、それを受け取るのが難しいという意味です。
カウンセラーとは、カウンセリングで初めて会う事が殆んどです。数回のカウンセリングを受けていたとしても、親しい関係性を構築するのは、非常に難しいと思います。仮にカウンセラーに相談をして、適切なアドバイスを受けられたとしても、それを受け入れる関係が出来ていなければ、カウンセリングの効果は無いでしょう。
インナーチャイルドの傷の癒しには治そうという本人の意思が必要になるから
インナーチャイルドの傷を癒すには、本人が「自分で努力をして治そう」という気になる事が必要です。カウンセラー任せにして、治して貰おうという受け身の姿勢では、自分の信念を変える事が出来からです。
カウンセリングを受けるという事は、インナーチャイルドの傷を癒す為に他人に協力して欲しいという考えがあります。協力して欲しいというだけなら良いですが、治して下さいという姿勢だと解決する事は無いでしょう。
本気でインナーチャイルドの傷を癒したいと思うなら、今直ぐに「努力をして心の問題を乗り越える!」と決意して下さい。他人に協力して貰ったり、何かを教えて貰うのはかまいませんが、飽く迄も自分が主体的に行動する事が大切です。
カウンセリングを受けるにしても、まずは、自分で出来るインナーチャイルドの癒す方法を試して見るようにしましょう。しっかりと行動が出来ていれば、仮にカウンセリングを受けるとしても、受け身にならないで済む筈です。
自分で出来るインナーチャイルドの傷の癒し方5つを徹底解説
自分一人で出来るインナーチャイルドの癒し方には、5つの方法があります。5つの方法を全てを同時に始めても良いですが、最初は、出来そうな事から取り組むと良いと思います。どの方法もデメリットはありませんので、安心して取り組んでみて下さい。
自分を肯定する言霊を繰り返し唱える
インナーチャイルドの傷の原因は、自分を否定する考えである事が殆んどです。特別な能力が無けれダメだという自尊心の低さや、何かをするに当たって能力が低いと考える自己効力感の低さ等です。
私達人間は、同じ言葉を繰り返し唱えていると、何時の間にか気分が変わるという事があります。例えば、あまり好きではない料理だったとしても、「美味しいね」と言いながら食べると、本当に美味しい食事だと感じるようになります。
同じように「自分には価値がある」「私は素晴らしい存在だ」と繰り返し唱えていると、少しずつ自尊心が上がっていきます。自己効力感を高めたい時は、「自分は凄いんだ」とか「私は出来る」等と声に出して繰り返し唱えていれば良いのです。
自分を肯定する言葉を繰り返し唱えていると、インナーチャイルドの問題は、何時の間にか消えているという事が殆んどです。出来れば毎日1000回位は唱えた方が良いので、回数を数えるカウンターを用意して取り組むのがオススメです。
感謝ノートをつけると逆境に強い自分になれる
インナーチャイルドの傷の癒やしと直接関係があるものではありませんが、感謝ノートを付けるのがオススメです。どんな状況でも感謝をする習慣が身に付けば、例えインナーチャイルドの傷の問題があっても「それでも幸せ」と思えるようになります。
インナーチャイルドの傷は、言霊等を利用して解決し、同時にどんな状況になったとしてもネガティブに傾かない心を手に入れる為に感謝ノートがオススメという事です。
感謝ノートの書き方は、どんな方法でも構いません。毎日、感謝出来る事を書き出していくのを習慣にすると、無意識のうちに感謝出来る事、ポジティブな側面を探すようになります。そして、ポジティブな現象や有り難い事に囲まれている事に気付くようになります。
現状を何一つ変え無くても幸せになれます。お気に入りのノートを1冊用意すれば始められますので、是非試してみて下さい。
気持ちの落ち込みが酷い時は運動がオススメ!
運動は、感謝ノートと同じように、直接、インナーチャイルドの傷を癒す方法ではありません。しかし、気持ちが非常にネガティブになっていたり、精神状態が悪くなっている場合は、いち早く心をポジティブに戻せます。
感謝ノートは、じわじわと幸福な体質になるという感じですが、運動は、速攻で気分を好転させる効果があります。運動で考えが変わったり、体質が変わるというものではありませんので、心の状態が落ち着いてきたら感謝ノート等も取り組むのがオススメです。
また、運動は、ジョギングや筋トレ等の少し負荷の高いものを選ぶようにして下さい。特に精神状態が良くない場合は、出来るだけ力を出し切るところ迄運動をすると効果的です。運動する時間がどうしても取れない場合は、朝15分だけ早起きをしてウォーキングをするようにしましょう。
根本的な原因を理解しているならアファメーションが効果的!
インナーチャイルドの傷の原因が分かっているなら、潜在意識を書き換えるアファメーションが効果的です。アファメーションは、潜在意識に新しい考えを送り込む技術です。
広い意味では、自分を肯定する言葉もアファメーションになりますが、なりたい自分になれるので、全ての人にオススメです。
アファメーションの文を考える際は、インナーチャイルドの傷の問題が解決した後のシーンについて考えます。人間関係の問題が生じているなら、傷が癒えて職場の同僚と楽しく談笑している所をイメージして短い文に纏めます。
アファメーションの文は、一度作成したら、それでお終いというものではありません。文を読み上げた時に臨場感があり、情動を伴うように、定期的にバージョンアップをしていきます。アファメーション文の作成に多少の時間は掛かりますが、非常に効果がありますので、興味ある方は是非試してみて下さい。
断捨離と掃除は前提として取り組んでおく
インナーチャイルドの傷が癒されたとしても、家の中の物がごちゃごちゃしていたり、掃除が出来ていなければ意味がありません。使っていない物からは、衰気や邪気等の悪い気が発生しますし、家の中の埃等に浮遊霊に憑かれる事もあります。
折角言霊やアファメーションをしてインナーチャイルドの傷が癒えたとしても、悪い気の影響で心の状態や運気が改善しないという意味です。逆に、インナーチャイルドの傷があったとしても、断捨離と掃除を徹底していれば、影響は最小限に抑えられます。
潜在意識の書き換え等は、神事をしているのと同じです。神事の基本は、徹底した掃除にありますので、家が散らかっている方は、掃除と断捨離から取り組むようにしましょう。
尚、断捨離をする際に怠くなったり、頭痛がする等の体調不良になる場合は、業者に頼んでしてもらうのがオススメです。
まとめ
インナーチャイルドの傷の問題は、解決が困難ではありませんが、カウンセリングで良くなるものではありません。カウンセリングによっては、多少の効果が見込める場合もありますが、自分で潜在意識の書き換えをした方が確実です。
基本的には、何時の間にか身に付いてしまった自己否定の考えがインナーチャイルドの傷の正体です。無意識レベルにある自分の信念を少し変えるだけですので、必ず良くなると期待してワークに取り組んでみて下さい。この記事では、5つのワークを紹介しましたが、逆効果になるものはありませんので、興味のあるワークから始めると良いと思います。