みなさんこんにちは。
今回は、「承認欲求が強く、職場で嫌われる男女の特徴」をテーマにお話したいと思います。
「承認欲求」とは、他人から認められたい、尊敬されたいといった自己に対する承認を他者に求めてしまう事です。有名な心理学者『アブラハム・ハロルド・マズロー』が提唱している「欲求5段階説」にも“承認の欲求”がある為、人間は誰しも承認欲求を持っています。
ただ、他者との関わりが多い職場の場合、「承認欲求」が強い人は周りから疎まれ、面倒な人だと思われてしまうかもしれません。
ただ自分では普通に接していると思っている為、なかなか気づかない傾向にあるのも「承認欲求」の厄介な所です。
自分は「承認欲求」が強いのかも…!?と思ってこの記事を見ている人は、どれくらい特徴が当てはまるかチェックしてみると良いでしょう。
Contents
承認欲求が強く、職場で嫌われる男性の特徴7選
さっそくですが、承認欲求が強く職場で嫌われやすい男性の特徴を紹介します。
以下の特徴が当てはまる男性は、職場で「承認欲求が強い」と思われているかもしれません。
とにかく目立とうとする
承認欲求が強い人はとにかく目立ちたがる傾向があります。彼らには「自分がここにいると言う事を周りに分かってほしい」、「自分と言う存在を誇示する事でとにかく周りから認めてほしい」といった気持ちが根本にあり、あらゆる手を使って目立とうとするのです。
仕事面では、目立ちたがりが悪影響を及ぼす事は少ないかもしれませんが一緒に働く側からすると、やりづらいかもしれません。
人から必要とされたがる
承認欲求が強い男性は、仕事でも「あなたが必要」と思われたい傾向があります。その為必要とされれば想像以上の仕事をこなす可能性はありますが、必要とされていないと感じた瞬間仕事にやる気がなくなったり、必要としてほしいアピールをしてきたりするかもしれません。
「俺の場合は…」「つまり俺がいいたいのは…」が多い
承認欲求が強い人は、社員同士のコミュニケーションの場でほぼ必ず「俺の場合は…」「つまり俺が言いたいのは…」と言いたがる傾向があります。飲み会やランチで話している時に多く、常に自分目線、自分なりの結論を述べたがるのです。こうする事で、自分の考えや意見を人に知ってもらった、認めてもらった気にもなりやすい為、承認欲求が強い人は自分の事を話せる環境を好みます。
嫉妬心が強く敵対心を抱きやすい
承認欲求が強い人は「嫉妬心」が強い事で有名です。自分ではない他の社員が注目されだすと、その人に対し嫉妬心を抱き敵対心を持ってしまう可能性が高いです。ひどい場合は、相手に対し話しかけづらい壁を作ったり、ちょっとした事で拗ねてしまったりする事もあるので注意しましょう。
インパクトに欠ける話を盛る傾向にある
承認欲求が強い人は、インパクトに欠ける話をする時に話を盛る傾向にあります。「話を盛る事で強烈な話をした人と言う印象を持たせたい」「自分に対する印象を強くしてもらいたい」といった理由が根底に潜んでいるからでしょう。
仕事関係のポエムをSNSに書く
承認欲求が強い男性は、仕事関係のポエムをSNSに書きやすい傾向にあります。ポエムの内容でも特に多いのが、仕事へのやる気やその日にあったネガティブな出来事を揶揄するようなものです。SNSで繋がっている人に「○○さんは頑張っているよ!」、「心配です」といった励ましや褒めの言葉をもらうのが目的でしょう。
誰かが褒められると拗ねる
職場で誰かが褒められると、承認欲求が強い男性は拗ねる可能性が高いです。彼らは誰かに褒めてもらい、認めてもらう事を仕事のやりがいにしている節がある為、自分以外の人が褒められている事に不快感を覚えやすいのです。拗ねた結果、ポエムや陰口をたたく等の行為が多くなります。
承認欲求が強く、職場で嫌われる女性の特徴8選
職場で嫌われやすい、承認欲求が強い女性の特徴が以下の8つです。
SNSの投稿が構ってちゃんアピール満載の内容である
仕事に限らずSNSの投稿内容が構ってちゃんアピールだった場合、その人は承認欲求が強い女性と言えるでしょう。家の天井を撮影した写真と一緒に「暇だな~」や「今日は珍しく何もない休日だからゆっくりしようかな?」といった発言は、構ってくれる人を探している証です。
構ってくれると思った人には、頻繁に個別のメッセージを送ったり電話をかけたりする人もいます。承認欲求が強い人はうざいと言う考えは、このような行動からも来るのでしょう。
自分に対して自信がない
承認欲求が強い女性は、自分に対して自信がない人が多い傾向にあります。自分に自信がないからこそ人から認められたり、頼りにされたりする事に必死になるのです。彼女たちにとって認められる、頼りにされる事が自分の存在意義を確かめられる手段である為、仕事でも誰かに頼まれる事を待っている事が多いかもしれません。
休日はインスタ映えに全力をだしている
Instaglamのような写真を沢山投稿するSNSを頻繁に更新している人は、承認欲求が強い傾向にあります。とくに休日に「自分はこんな素敵な人たちと過ごしているんだ」、「こんな所に行っています」といったインスタ映え写真の投稿が多い人は、フォロワーから「うらやましい」や「素敵ですね!」等のコメントをもらい承認欲求を満たしているのです。
男性社員に愛想よく振舞う傾向にある
承認欲求が強い女性は、男性から常に自分の事を見ていてほしいと考えている為、男性社員に愛想よく振舞う傾向にあります。もちろん見向きもしない男性社員には愛想をよく振舞う事はなく、女性社員も同様です。承認欲求が強い彼女たちにとって、自分を常に見ていてくれない人、自分の心を満たしてくれない人は興味がないのです。
褒めてほしいアピールが強い
承認欲求が強い女性はとにかく自分を認めてもらいたい感が強い為、褒めてほしいアピールをする傾向にあります。仕事では「褒めてもらう事」が彼女のモチベーション維持に繋がる為、褒めてくれる上司や先輩、後輩になつきやすいでしょう。自分にアドバイスを求めてくる後輩も可愛がる傾向にあります。
女性社員の話には興味がない
承認欲求が強い女性は、他の女性社員の話にあまり興味がありません。そもそも彼女たちも自分の話をしたい立場なので、他の女性が話をしている時は聞いていない事が多いのです。人によっては「あなたの話を聞いてあげたんだから私の話を聞いて」と求めてくる事もあります。
叱られて落ち込むと上がってこない
承認欲求が強い女性は、叱られると自分を否定されたように感じてしまい、気持ちがかなり落ち込む傾向にあります。また一度叱られた上司や先輩を敬遠する傾向もあるでしょう。自分に意見をしてくる後輩に対しても冷たい対応をとる事が多くなります。敵味方の区別が分かりやすいタイプと言えるでしょう。
他の女性社員と差別化を図ろうとする
承認欲求が強い女性は、自分だけを見て欲しがる為他の女性社員と差別化を図ろうとします。外見と中身で個性を出して自分の存在を確立させたがります。過去の黒歴史や武勇伝も語りたがる傾向にあるので、女性社員にとっては面倒な人と言えるでしょう。
承認欲求が強くなってしまう3つの理由
承認欲求が強い人は、過去の経験に理由があると考えられています。以下の3つがその理由です。
両親からの愛情に飢えている
承認欲求が強い人は、人からの愛情に飢えている可能性があります。人は愛情を受ける事で自分の存在意義や価値を見出せますが、親から愛情を受けてこなかった人は、自分に対して「存在意義や価値はない」と解釈してしまうのです。特に以下に当てはまる人は、幼少期の愛情が不足しがちになり、承認欲求が強くなりやすいと考えられています。
- 母子家庭もしくは父子家庭で両親にじゅうぶん甘えられなかった
- 親から兄弟と比較され続けてきた
- 親から何らかの虐待を受けた事がある
- 親が怖くて甘える事が許されなかった
- 親の承認欲求が強く、親を褒める事が子供時代に多かった
- 教育熱心な家庭で、親に怒られ続ける毎日だった
親や友人から褒められた経験が少ない
愛情と同様に褒められた経験が少ない人も、大人になっても承認欲求が強くなる傾向にあります。子供にとって「褒められる」と言う行為は、行動に自信が持てるきっかけになりやすいです。逆に、親や友人から褒められた経験が少ないと自分に自信が持てなくなり、大人になってからも他者に褒めてもらおうとするのです。
大きな失敗をしてしまった経験がある
小さい頃に大きな失敗を経験してしまった人も、自信をなくし承認欲求が強くなる傾向にあります。失敗に対するダメージの受け方は人それぞれですが、周りからのサポートや励ましがないと、そのままトラウマになり承認欲求が強くなってしまうのです。
承認欲求が強い自分を改善する方法
上述した「承認欲求が強い男女の特徴」を見て当てはまった項目が多い人は、是非以下の改善方法を試してみて下さい。
人の話を聞く役に徹してみる
承認欲求が強いと思われてしまっている人は、自分の話で終わらせている事が多い為、試しに聞き役に徹してみると良いでしょう。聞き役に徹する事で「あれ、いつもみたいに自分の話をしないのかな?」と相手は思うはずです。聞き役に徹する期間が長ければ長いほど効果があります。また、聞き役に徹すると色々な人から沢山の情報を得られるメリットもあるので、悪い事ばかりではありません。
人は人、自分は自分と考える癖をつける
承認欲求が強く、他者と自分を比べやすい人は「人は人、自分は自分」と考える癖をつけましょう。そもそも他者と自分は、生まれ、育ち、環境等全てが異なります。そんな人たちと自分を比べても違うのは当たり前なので比べる意味がないのです。
人と比べて優越感に浸るよりも、納得出来る自分に向かって人生の歩みを進めていく方がストレスを溜めずに済みます。どうしても欠点が目についてしまう人は、その欠点の裏返しの長所を考えてみましょう。
仕事に没頭してしっかりとした結果を出してみる
承認欲求が強くなる原因には自信のなさが挙げられる為、改善を希望する人は仕事に没頭して結果を出し、自信をつけてみるのも1つの手です。
大人になったいま、結果を出す事が出来るものは仕事か資格試験の合格ぐらいしかありません。周りから注目されやすいという面では仕事に軍配が上がる為、一心不乱に仕事に没頭してみると良いでしょう。
人の成功を嘘でもいいから喜んでみる
承認欲求が強い人は、他の社員の成功に嫉妬しやすい傾向をもつものです。少し強引な改善方法にはなりますが、人の成功を嘘でもいいから喜んでみて下さい。
言葉はエネルギーを持つものです。「よかったね」「おめでとう」「ありがとう」といった言葉をかけ続けているうちに、本当に成功に対して妬む事を忘れ、純粋に喜べるようになるはずです。
承認欲求が強い人と職場でうまく付き合う方法
承認欲求が強い人が職場にいる場合、どのような付き合い方をすればストレスや嫌悪感なく仕事が出来るかを覚えておきましょう。職場は大学やプライベートと違い「苦手だから話をしない」と言うわけにはいきません。以下の方法を試して、不快感や嫌悪感を抱かないようにしましょう。
褒めるべき所は褒める
上述したように承認欲求が強い人は、褒めてもらう事が何よりの喜びとなりやすい傾向にあります。その為褒めてくれる人には新身に尽くす可能性が高く、仕事面で成果をあげてくれやすいのです。褒めるべき時に褒めれば何も悪影響はないのでストレスを溜めない為にも試してみると良いでしょう。
ただし、他の人も同様に褒めていると、承認欲求が強い人の嫉妬心をあおる事になります。個別面談時に褒める、メール等のやり取りでさりげなく努力を認める言葉を含めるといった対応を心がけると良いでしょう。
部下の場合は自信をつけさせるようにサポートする
自分の部下の承認欲求が強い場合は、自信をつけさせるようにサポートすると良いでしょう。承認欲求が強くなってしまった人の多くは自信のなさが言動に出てしまいがちです。その為仕事においても成果よりも「上司や先輩に認めてもらう事」が最優先になります。
自信をつけさせるには、自分でなにかを成し遂げた経験をさせるのが一番でしょう。
悪い所が出たらしっかり伝える
部下や同僚の悪いところが目についた場合は、それをしっかり伝える事も重要です。ただ上述したように、承認欲求が強い人は一度誰かに叱られると落ち込んでしまったり、その人を敬遠して放れてしまう可能性が高いので、言い方には注意しましょう。
オススメは、冒頭に「上司として期待しているからこそ」「大事な同僚として」「もっと仲良くなりたいから」等の前置きを述べてから話す方法です。決して「嫌い」や「面倒」といった理由で言っているわけではない事を分かってもらえば、本音を伝えたあとも面倒な事にならずに済みます。
まとめ
上述したように、承認欲求が強い人にはそれぞれ原因があり、またその強さの度合いも異なります。その為一見扱いづらいように思えてしまいますが、彼らが欲する事を適度に行うだけで良い人間関係を構築する事も可能です。もし社内に承認欲求の強い人がいる場合は、適度に褒める事さえ忘れなければ、扱いにくさを覚える事はそうそうないでしょう。適切な対応を取れば、人によっては自分を慕ってくれ、期待以上に働いてくれる場合もあります。
また、自身が承認欲求の強い人間であると分かってしまった人は、今回紹介した改善策を参考にしながら少しでも会社で承認欲求が強い人だと思われないような努力をしてみると良いでしょう。是非試してみて下さい。
どちらも一朝一夕で改善出来るものではありません。ゆっくり時間をかけて改善していきましょう。