みなさんこんにちは。今回は、仕事のミスで怒られる人の特徴や原因、解決策をテーマにお話したいと思います。
特別に能力が劣るわけではないのに、何故か仕事でミスをして怒られる人がいます。30代になっても怒られ続けていると、「この仕事は、自分に向いていないんじゃないか?」と思う事もあります。この記事では、仕事のミスで怒られる本質的な原因や解決策を潜在意識の観点から紹介しています。仕事が出来る人間になるヒントも分かりますので、是非、最後迄読んでみて下さい。
仕事でミスをして怒られる人によくある6つの特徴
仕事で怒られてばかりいる人には、幾つかの特徴があります。その特徴をしっかりと観察し、本質的な原因について考える事が重要だと思います。
時間に対する意識が低い
時間に対する意識が低い人は、仕事で怒られる事が多いと思います。
始業時間に間に合わず、遅刻ばかりしている人は、仕事が出来るかどうかの前にいい加減な人間だと思われてしまいます。取引先との会合で遅刻をしてしまえば、会社全体の信用が失われるため、上司に怒られます。本人に悪気は無いのかもしれませんが、周囲の人に迷惑を掛けているので、怒られるのは当然だと思います。
又、時間の大切さを理解せず、ダラダラと仕事をして怒られる人もいます。本人は、残業をして間に合わせれば良いと思うかもしれませんが、人件費の高騰という形で職場に迷惑を掛けてしまいます。
時間とは、命そのものであり、私達の人生です。その意識が低い人は、職場で同僚を怒らせる原因になる事が多いでしょう。
動作が遅いか遅いように感じる
動きが遅い人、或いは、遅いように見える人は、職場で怒られる事が多いです。逆に動作が速く見える人は、仕事の能力に関係なく「出来る人」と思われる事が多くなります。
例えば、仕事の締め切りが迫っている中、一人だけ動作が遅い人がいたとしましょう。
みんながテキパキと動いて仕事をこなしている中に、このような人がいると、周りの人はイライラしてしまいます。
仕事が出来る、出来ないに関係なく、動作の遅さが周囲の人をイライラさせてしまう原因になる事は理解した方が良いでしょう。
消極的な姿勢で仕事をしている
仕事に取り組む姿勢が消極的だと思われると、職場で怒られる事が多くなると思います。周囲の人からは、「嫌々仕事をしているのではないか?」と思われてしまうからです。
例えば、サッカーの試合で皆が必死になってボールを追いかけ、ゴールを決めようとしている中に、やる気の無さそうな人がいたら、「お前何やっているんだ!」となってしまいます。
仕事で「これは私に任せて!」という人がいれば「頼りになる!」と喜ばれます。しかし、「自分には難しそうだから。」と消極的な姿勢になっている人は、周囲から役に立たないと思われ、さらには怒りを買ってしまうのです。
向上心が見られない
仕事で新しい技術や能力、知識等を身に付けようとしない人は、怒られる事が多くなります。
例えば、職場で「私は新しい業務を覚えたくありません」という人が居たとしましょう。仕事をやってみる前から、自分は出来ないと思い込み、仕事を選んでいると周りからはやる気がない人と思われてしまいます。失敗を恐れて自信のない態度をしていると、仕事で失敗したとき以上に周囲をイライラさせてしまうのが特徴です。
逆に、仕事に役立てようと読書をしたり、新しい技術を身に付けようとする人は、実力以上に「凄い!」と評価されます。ほんの僅かの違いですが、向上心がないと思われる事が如何に損をするか分かると思います。
自分の事だけしか考えられていない
自分の事だけしか考えられない人は、当然の事ながら職場で嫌われます。
例えば、「仕事はスピードが大切」と思い込み、クオリティを二の次にしていたら、周囲の人に負担を負わせることになりかねません。本人は、「俺は仕事が早い!」「仕事が出来る!」と思い込んでるかもしれませんが、周囲の人との感覚のずれが大きくなります。
自分と他人とで、意識が大きく異なる原因は、自己中心的という場合が多いです。自分の事だけにしか意識が向かないので、同僚が何を考えているか全く分からないのです。
自己中心的な人と接した人が感じる印象は、自分の事だけしか考えないので「大切にされていない」と思い、終いには「この人、苦手だな」となります。本人に悪気がない場合も多いですが、周囲の人に嫌われ、怒られる事も多くなるのが特徴です。
感情の起伏が大きい
感情の起伏が大きい人も仕事で怒られる事が多いです。
大喜びをしたかと思えば、落ち込んだり、怒ったりする人は、居るだけで疲れます。このタイプの人は、自尊心が低く、自分の事しか考えていないので仕事でのミスも多くなります。又、チームで何かを成し遂げようという時でも、感情的な言動で和を乱し、怒られてしまうのです。
感情の起伏が大きい人がいると、周囲の人は怒らせないようにと気を使うので、職場の雰囲気が悪くなります。
自分は仕事が出来る、だから少し位の我が儘位は言って良いんだ、というタイプもいますが、仕事が出来ないのを誤魔化しているだけの人が多いと思います。
仕事で怒られてばかりいる人にある潜在意識の原因3つ
仕事で怒られてばかりいる人には、共通する幾つかの原因があります。仕事の能力が低いのではなく、潜在意識下の信念に問題があるのが特徴となっています。
自分自身を尊重する意識が欠けている
自尊心が欠けている人は、職場の人間関係に問題があったり、遅刻をする等の問題行動があります。
自尊心というのは、自分で自分を大切に思う心の在り方です。自分には価値がなく、大切に扱われるべきではないと思っていると、潜在意識の働きによって「あなたには価値が無い」と考える人が集まってきます。逆に、自分には価値があり、大切に扱われるべきだという信念が潜在意識にあると、周囲の人も、そのように扱うようになります。
又、遅刻をしたり、平気で約束を破ったりする人も、自分には価値が無いという信念が潜在意識にあります。「人から信頼されるに値しない人間だ」というセルフイメージになっているので、それに見合った行動をしてしまうのです。
このようなタイプの人は、自分自身を愛する事が出来ない人です。自分を愛せないだけでなく、自分を許さないと考える人もいます。
自分自身との繋がりが出来ていないので、常に不安を抱えて苦しんでいる状態にあります。人の悪口を言ったり見下す等のマウンティングをする人も、自尊心の欠如が本質的な原因という場合もあるのです。
自己の能力に対する自己評価が低い
成し遂げなければならない課題を前にした時に感じる「私には出来る!」という感覚の事を自己効力感(エフィカシー)と言います。
この自己効力感が低い人は、「仕事が遅い」「消極的姿勢だ」「やろうという気持ちがない」等の問題で怒られる事が多くなります。
自己効力感の低さは、完璧主義がそもそもの原因という場合もあります。何かを完璧にやろうとしても思うように出来ないので、自分の能力が低いと思ってしまっているのです。このタイプの人は、「完璧ではない自分を許さない」とも考えるので、自尊心も低いです。マウンティングや陰口を言うタイプでもあり、職場の人間関係を崩壊させる人でもあります。
逆に、自己効力感が低くても、人を褒められるタイプの人は、職場での評価が高いです。仕事が出来る同僚に対して、心から称賛と尊敬が出来るので、誰からも好かれます。また、人をやる気にさせるのが上手なので、仕事の能力が低くても出世してしまう事もあります。
自己効力感は高い方が良いですが、低いから絶対にダメというものでもないという事です。もし、仕事に支障が出たり、怒られてばかりいるなら、後で紹介する「過去の成功を思い出すワーク」をやるようにしましょう。
抽象度が低い
抽象度というのは、視点の高さを表す概念です。例えば、「私」と「私の家族」とでは、「私の家族」の方がカバーする人間の範囲が広くなります。そして、抽象度を上げていくと「△△市民」や「日本人」、「地球に住む人々」「生物」「宇宙」というようになります。
抽象度が低いというのは、自分だけの事しか考えられない人の事です。抽象度が低い原因は様々ですが、自己否定の考えに苦しんでいるケースが多いです。「自分には価値が無い」「自分はダメなんだ」という考えは、痛くも痒くもないと思うかもしれませんが非常に苦しいものです。
「お前は馬鹿だ」と言われて頭に来るのは、既に自己否定の考えに苦しんでいるからであり、その苦しみが表に現れた様子が「怒り」なのです。
人間は、苦しみながら人の幸せや成功を願う事は出来ません。抽象度が低い人は、常に苦しんでいる状態にあるので、職場の同僚の事迄含めて考えられない状態になっているのです。
解決策としては、自己否定の考えを取り除くか、慈悲の瞑想等で他人の幸せを願うしかありません。抽象度が低い侭だと、次第に苦しい人生になりますので、早いうちに対処しておくようにしましょう。
潜在意識を書き換えて仕事で怒られないようにする解決策5つ
仕事でミスをしたり怒られる根本的な原因は、能力が不足しているからではありません。潜在意識レベルでの自分自身との繋がりが出来ていない事が原因なので、それを解決する方法を試してみて下さい。
言霊の力を使って自分を許す
自己否定の考えは、程度の差はありますが、殆んどの人にある問題だと思います。潜在意識に「自分を許さない」「自分はダメなんだ」という考えがあるので、これをポジティブに書き換えれば良いのです。
やる事は簡単です。
「自分を許さない」→「自分を許します」「自分を愛します」「私は自分が大好きです」
「自分はダメなんだ」→「自分は凄いんだ」「私は出来る」
これまで潜在意識に在ったこ考えを置き換え、繰り返し何度も唱えるようにするだけです。
声に出して唱える回数の目安があるわけではありません。5万~10万回程唱えていると、心が歓喜に包まれる感覚になるので、その状態を目指してやってみると良いと思います。
又、「自分を許します」等の言葉を唱えた際、心の中で否定するような抵抗を感じる場合は、運動や瞑想をして、抵抗しなくなってから唱える方が良いでしょう。
過去の成功を思い出す
自慢話ばかりしていると人に嫌われますが、過去の成功体験を繰り返し思い出すのは、潜在意識や脳に良い影響があります。10年前の成功体験でも、臨場感をもって思い出せば、脳や潜在意識にとっては、いま現在で成功を経験しているのと変わらないからです。
3週間の断食中に「満腹になる迄食事をするイメージングをする」という実験が行われた事があります。3週間も食事をしていないので痩せこけてしまったのでは、と思うかもしれませんが、逆に太ってしまった人もいたそうです。
人間の想像力、イメージは、これほど迄に強力だという事です。過去に成功した時の状況を頻繁に思い出せば、何をやっても成功するセルフイメージに変わる筈です。先ずは、生まれてから今迄の成功を思い出し、その時と同じ感情を味わう、という練習を始めましょう。
慈悲の瞑想を習慣にする
慈悲の瞑想を定期的に行うと、次第に抽象度が高くなります。抽象度が上がれば、自分以外の人にも意識が向くようになり、職場の人間関係が良くなり、チーム全体の生産性も上がります。
慈悲の瞑想は、主語を「私」「私の知る人」「生きとし生けるもの全て」と幾つかの抽象度で用意し、「幸せ」「健康」「豊かさ」等を願います。具体的には、次の様な文を声に出して唱えます。
「私が幸せ(健康、豊か)でありますように」
「私の知る人が幸せ(健康、豊か)でありますように」
「生きとし生けるもの全てが幸せ(健康、豊か)でありますように」
慈悲の瞑想をきっちりやろうとすると、もう少しパターンが増えて読み上げる時間も掛かります。気軽に取り組みたいという方は、斎藤一人さんの「朝の祈り」を読み上げるのもオススメです。
*朝の祈り
「私と私に関わる人全てが豊かで健康で美しくなります。何とかなる。何とかなる。何とかなる」
これを機会に自分の適職を考えるのもオススメ
仕事で怒られてばかりいることは自分の心の問題として考えてきましたが、そもそも仕事が自分に合っていないケースもあります。とくに、仕事に対して「やらなければならない」「辞められない」と思っている方は、もっと活躍出来る場所が見つかると思います。
自分の適職を見付けるのが難しいと思うかもしれませんが、選択肢が多くて選べないのが原因です。やりたくない事、やらない事を決めていき、選べる職業を減らしていけば、自分が心からやりたいと望んでいる仕事が見つかる筈です。
一番いけないのは、仕事で怒られてばかりいる状況を放置する事です。自尊心が下がって生き辛さを感じるようになるので、早めに何らかの対処をする事が大切だと思います。
潜在意識の学びを深めて思い通りの人生を生きる事が大切
自尊心や自己効力感の低さは、思い通りの人生を生きていない事が原因だったりします。逆に自分が望んでいる通りの人生を生きれたら、悩みなんて一切無くなります。
自分が望む人生を生きるには、潜在意識を活用する必要があります。これを機会に潜在意識についてじっくりと学んだり、アファメーション等に取り組むのも良いと思います。
先ずは、あなたがどんな仕事をして、どういう生活をしたいのか考えてみて下さい。その上で、潜在意識を活用したワークを始めれば、少しずつ現状も変わっていくと思います。
まとめ
仕事で怒られてばかりいると、上司の悪口を言いたくなると思います。しかし、上司の悪口を言っても上司にダメージを与える事は出来ず、あなたの運勢が悪くなるだけなので言わないようにしましょう。
あなたが戦っているのは、職場の同僚や上司ではありません。思い通りにならない、あなたの人生と戦っているのです。このように考えれば、仕事で理不尽な事があっても人に怒りを向けずに済みます。
潜在意識を活用すれば、思い通りに人生を変えていけます。悔しい事があったら、「人生ふざけるな!」と言って乗り切りましょう。