みなさんこんにちは。今回はパターン別に紹介する自分嫌いの克服方法をテーマにお話したいと思います。
自分自身の事を潜在意識で嫌いだと思ってしまっている人は、苦しい人生を歩む事に成ります。人間関係が上手くいかず、否定的な現象ばかりを引き寄せてしまうからです。
しかし、自分嫌いだという問題に本人が気付き、潜在意識を使った改善方法を実践すれば、少しずつ自分の事が好きになれます。自分を嫌いになる理由や特徴等も詳しく紹介しますので、最後迄是非、読んでみて下さい。
Contents
自分には価値が無いと潜在意識で思っている!自尊心が低いタイプ
自尊心が低いタイプの自分嫌いの方は、漠然とした生き辛さを感じています。本人に苦しいという自覚はありませんが、無意識のうちに人に嫌われる行動をとり、自分で自分を苦しめているのが特徴です。
潜在意識で自分に価値が無いと思っていないか?自尊心が低い自分嫌いのタイプ診断
次の項目を読み、該当すると思う項目が多い程、自尊心が低いと考えられます。まずは自分の自尊心について客観的に確認する為、チェック項目を確認してみて下さい。
- 自分が好きだという自覚が無い
- 自分から人に話し掛けるのが得意ではない
- 何をやっても人並み以上の結果を出していると思っていない
- 仕事中はミスが無いように入念にチェックをしている
- 他人からイジられると腹が立って仕方がなくなる事がある
- 知らないと思う事でも知っている振りをして話をする事がある
- ブランド物を身に付けていない自分には価値が無いと思ってしまう
- 「可哀そうな人だね」と言われた事がある
- 大袈裟にして話をしている人を見抜くのが得意だ
- 馬鹿にされているのではないかと不安になる事がある
上のチェック項目で半数以上が「該当する」と答えた方は、自尊心が低くなっている可能性があります。自分の事好きになれないという自覚がある場合は、自分嫌いの原因が自尊心にあると思います。また、該当する項目が少ない場合でも、自尊心が低い場合もありますので、自尊心を高める潜在意識のワークを習慣にするのがオススメです。
潜在意識での自尊心が低い主な原因は母親との関係性にある
私達の自尊心に最も大きな影響を与えているのは、自分の母親です。父親や兄弟の影響があるのも事実ですが、母親程ではありません。
まず、自分の母親が自尊心の低さに苦しんでいると、あなたに対して過剰に厳しく接してくる場合があります。厳しい躾けをしないにしても、「ちょっとやそっとでは人を認めない。」という考えを持っています。
分かりやすく言うと、自分に厳しい評価をしているので、人にも厳しい評価をしてしまうのです。その結果、母親との関係性により、「自分には愛される価値が無い」とか「有りの侭の自分に価値が無い」と潜在意識で思い込んでしまうのです。
また、父親や兄弟との関係や学生時代の虐めが原因となっている場合もありますが、自分に価値が無いという思い込みがあるだけです。潜在意識を活用すれば克服出来ますので、次に紹介するワークをやるようにしましょう。
他人の幸せを願い自分自身を褒めるのを習慣にする
自尊心を高めるには、自分で自分の事を素晴らしい存在だと思えれば良いのです。幾つかの方法が考えられますが、他人の幸福を願い、自分も自分で褒めるようにするのが効果的だと思います。
先ず、他人の幸福を願える人は、そう多く無いと思います。そして、仕事で成果を出したりするように難しいかというと、簡単に出来てしまいます。自分以外の人も含めた健康や幸福について肯定していくだけなので、誰でも出来ます。そして、他人の幸せを願えている自分自身を自分で褒めれば、増々自尊心が高くなり、自分の事を好きになれます。
自尊心が低い人は、承認欲求が強くて「褒められる努力」をしがちですが、必要なのは、自分で「自分を褒める努力」だという事に気付いて下さい。
自尊心を高めるアファメーションを行う
アファメーションで潜在意識を書き換える方法も、自尊心を高めるのに有効です。但し、夢や願望実現の為にするのではありませんので、宣言する文は、ルールに囚われなくても大丈夫です。
自尊心が高くなるアファメーションの文は、「私は自分が大好きです」「自分を許します」「もっと自分を愛します」等です。自分にとって、最も適したアファメーションの文は、言葉にする時に最も心理的な抵抗を感じるものです。「自分を愛します」と言い難いなら、それを唱え続けると自尊心が高くなるという事です。
アファメーションを唱える際は、自分の脳に向かって言い聞かせるようにしてやると効果的です。少しずつ潜在意識に新しい考えが書き換えられようとしている、と思いながらやると上手く書き換わると思います。
自分の近くに居る人を観察して常に心の状態を把握する
自尊心が低い人の周囲には、その人に腹を立てている人が多く集まります。例えば、仕事でミスを連発してしまい、職場の同僚が怒り狂っているような状態です。
潜在意識的には、自分に価値が無いと思っているので、そう思わせるような仕事のミスを無意識レベルで誘発するのです。そして、自分で自分の事に腹を立てている事を表すかのように、その人に腹を立てる人が現れるのです。
このような関係について、鏡の法則という言い方をする事がありますが、自分の潜在意識の状態を確認するのに役立ちます。何故か人を怒らせてしまう事が多いという方は、自尊心が低さが原因かどうかについて考えてみましょう。
潜在意識の考えにあると非常に危険!絶対に勝てない相手と闘っている完璧主義
完璧主義の考えが潜在意識にあると、人生が非常に苦しくなります。絶対に勝つ事が出来ない理想の自分を設定して負け続け、自分で自分をダメ出しし続ける人生になるからです。
隠れ完璧主義者は意外と多い!設問に答えて潜在意識の完璧主義度をチェック
あなたが完璧主義かどうかを確認する設問を10個用意しました。自尊心のチェックと同様、該当する項目の数を確認しましょう。
- 学生時代、テストは100点でなければいけないと思っていた
- 仕事や勉強の目標設定が高すぎると思う事がある
- 人に質問をする時に心理的な抵抗を感じる
- 「人事を尽くして天命を待つ」の心境になれない
- 親に認められたいと思ってしまう事がある
- 人に間違いを指摘されると猛烈な怒りを感じる
- 自分の子供がのんびり屋さんだったら絶対に許せないと思う
- 自分の父親が亭主関白だったら絶対に認めないし、許さないと思う
- 姿勢が良いと褒められる事が多い
- 人に何かを説明する何て絶対に出来ないと思う
完璧主義の診断では、該当する項目が1つでもあると危険信号だと思われます。完璧主義の方は、人生に於いても幸せにならなければならない、成功しなければ意味が無いと考えてしまいます。
また、完璧主義者の方は、完璧ではない自分を許せなくなっています。自尊心とは若干ニュアンスが異なりますが、自分が嫌いだという考えに苦しんでいます。
自分にも他人にも厳しい完璧主義者!の主な原因は学校教育にあり
完璧主義になってしまう主な原因は、学校教育にあると思います。とくに、学校の先生の言う事を真面目に聞くタイプで、素直に言葉を受け入れていくと、完璧ではない自分に苦しむ様になっています。
学校のテストでは、100点満点を基準にして、「ここがダメ」「ここもダメ」とバッテンを付けていきます。100点満点を何時の間にか目指すようになってしまい、学校や全国の模擬テストのトップの生徒と比較して、自分はダメなんだと思ってしまうのです。
また、完璧主義者は自分にも他人にも厳しいです。学校のテストと同様、粗探しばかりするので、他人からも嫌われてしまいます。
言葉の力を使った完璧主義の克服方法
完璧主義を克服するのに、最もオーソドックスな方法は、言葉を唱えるやり方です。「自分を許します」とか「自分を愛します」等、完璧ではない今の自分を受け入れる言葉を唱えます。
又、完璧主義者は、潜在意識が常に不機嫌な状態にあるのが特徴です。人を馬鹿にしたり悪口を言ったりして、自分の機嫌を取ろうとするケースもあるので、常に自分で自分を誉める努力をしないといけません。
また、言霊やアファメーションだけでは、効果を体感するまでに時間が掛かると思います。次以降で紹介する2つのワークも実践し、自分嫌いを克服するようにしましょう。
自分の価値をノートに書き出していくワーク
完璧主義だと思う方は、ノートを一冊用意して「自分に価値がある理由」を毎日書き出すようにして下さい。就寝前30分程度を使ってすると、睡眠の質も向上するので良いと思います。
毎日、自分に価値がある理由をノートに書き続けていると、潜在意識レベルで自分の意識が価値のある部分に向くようになります。完璧主義者の方は、他人の自分より優れている点を見て、いちいち自分を責めている人です。
ノートに書き出すワークは、1ヶ月もしないうちに効果を体感出来ます。完璧主義に苦しんでいた頃が軽くなるのを感じられますので、是非、試してみて下さい。
価値の無い人生は無いという事を悟る
親や兄弟、親戚の人等、色々な人の人生を観察すると、価値の無い人生は無いという事に気が付きます。
一見、ごく普通の暮らしをしているような人でも、人を喜ばせたり、動植物を可愛がって育てたりしています。また、全く人生が上手くいっていないように思う人も、「これでは、人生上手くいかない」という点を学んでいるのです。そして、その周囲に居る人達は、上手くいかない人の人生を見て何かを学んでいるのです。
このように考えていくと、価値の無い人はいませんし、ダメな人生というものもありません。どんな人生になっても自分には価値があり、人生そのものに価値があるんだ、と思える様になる迄時間を掛けて考えてみて下さい。
自分の人生を生きていない!潜在意識が優越感を求めているタイプ
完璧主義者に近いですが、他人との比較に於いて自分の人生を捉えている人が居ます。常に自分はダメなんだと潜在意識で感じ、その苦しさを克服する為にマウンティングをしてくる事もあります。
自分嫌いの原因は劣等感?人と自分を比べる考えに苦しむ様になる
他人と自分を比べて優劣で判断する人は、非常に苦しい人生を送る可能性があります。完璧主義者もそうですが、自分より優れている人間を見て自分をダメだと思い、自分より劣っていると思う人間を見下して自尊心を傷付けているからです。
他のタイプと同様、10の設問を用意しましたので、該当する設問の数を数えてみましょう。
- 「あの時、ああしておけば良かった」と悔やんでいる過去がある
- 能力的に優れている人を見て羨ましいと思う
- 取り柄が無いと思っていた人に「親からお金を貰って家を買った」と言われ*たら殴りたくなる程腹が立つと思う
- 高卒で美容師や看護師になった同級生を見て、牛蒡抜きにされたと思った
- つい人の悪口を言ってしまう事がある
- 大学や学部を選ぶ際に「聞こえの良さ」を重視した気がする
- 知り合いの旦那の職業や年収を聞いて「負けた!」とか「勝った!」と思った事がある
- 優秀な兄弟がいたら(いて)、目障りだと思う
- 誰かに「見下している」と指摘された事がある
- 能力が劣る人に対しては、認めようという気は無い
上の設問は、1つでも該当すると危険だと思いますが、一番最後の設問に該当する場合は注意が必要です。他の項目は、他人の評価を落とそうという考えがありますが、最後の設問だけは、前提が全否定になっているからです。
自分の人生を生きれず差別の心に苦しんでいる!優越感と劣等感で評価する原因はテレビにあり
他人と自分を比較した優劣で考える人は、自分の人生を生きているとは言えません。年収の高低や職業、住宅形態で評価する人が多いですが、評価基準を自分で考えた人は、いないと思います。テレビをだらだらと見ているうちに、そんな気がしてきただけか、誰かが話しているのを聞いたのが切っ掛けだと思います。
人生における価値基準を他者に委ねるのは、人生に対してあまりにも無責任だと思います。結果として、差別の心に苦しむ様になり、他人に不快な思いもさせてしまいます。学校やテレビ等の環境で仕方のない部分はありますが、他人と比較する事は、絶対にしてはいけないだと覚えておいて下さい。
潜在意識について十分に理解を深める
劣等感や優越感の問題を克服するには、潜在意識についての学びを深める事が役立ちます。現実的な世界ばかり目を向けていると、人間の無限の可能性に気が付きませんが、潜在意識が分かれば、人間の持っている本来の能力に差が無い事が分かります。
人と自分を比べて、僅かな違いに一喜一憂するのではなく、潜在意識を信じて、大きな夢や願望を抱く事が重要だという事に気付きます。潜在意識の学びが深くなればなる程、人と比較する意味が無いと潜在意識に書き換えられますので、やってみて下さい。
劣等感を持っている人を見付けてしっかりと観察する
次に、人の悪口を言っていたり、見下した態度をとっている劣等感がある人を見付けて、十分に観察して下さい。この際、「この人は、差別の考えに苦しんでいるのか?」と思いながら観察すると、正体が見えてきます。
劣等感がある人の正体を見ると、具合が悪くなったり驚いたりする事もあると思います。しかし、それが劣等感や優越感で捉える人の正体なので、目を背けてはいけません。
優越感を求める事の格好悪さ、醜さを十分に確認したら、それだけでも劣等感による自分嫌いを克服出来るでしょう。
人の能力を褒める努力を始める
優越感を求めている人は、言わば、人から褒められる努力をしています。人から褒められて喜ぶのは当然ですが、褒められようとし出すと人間関係が一気に悪くなります。人の悪口や自慢話が増えて、「△△さんは、凄いですね!」と言わせたいのが見え見えになってきます。
このような事態を避けるには、褒められる努力ではなく、褒める努力をする必要があります。他人の優れている点や能力を褒めるようにすれば、自分の能力についても、潜在意識で肯定的に捉えられるようになります。
潜在意識的には、人を褒めるのも自分を褒めるのも同じなので、少しずつ自己効力感も高まってくるでしょう。
まとめ
自分嫌いは、病気ではありませんが、苦しい人生にしてしまう原因となるものです。自分自身との繋がりが出来ていない状態なので、人間関係が上手くいく事もありません。潜在意識的には、自分で思っている信念が現実として引き寄せられるので、自分の事を嫌う人が増えてしまいます。
このように書くと恐ろしいと思ってしまいますが、誰でも自分が嫌いになる可能性はありますし、克服する方法も分かっています。継続して潜在意識のワークをしていれば、少しずつ気持ちも軽くなってきますので、出来そうなワークから取り組んでみて下さい。