みなさんこんにちは。今回は「ホ・オポノポノの効果と体験談」をテーマにお話したいと思います。「ホ・オポノポノ」とは、ハワイ文化に根ざした自己解決メソッドです。
自分の中にいる幼い自分(インナーチャイルド=ウニヒピリ)を、「ありがとう」「ごめんなさい」「許して下さい」「愛しています」と言う4つの言葉で癒し、潜在意識にあるマイナスな考えや気持ちをクリーニングします。
人によっては「宗教では?」と感じてしまうかもしれませんが、この「ホ・オポノポノ」は誰の力も借りずに実践出来るのがメリットです。宗教とは関係ないと考えて良いでしょう。ここではそんな「ホ・オポノポノ」を実践し潜在意識に好転反応を起こした2人の実話体験談を紹介します。自身の辛い経験や過去から生まれたマイナスな考えや意識を払拭させたい人は、是非参考にしてみて下さい。
Contents
【あの頃の自分とさようなら!】「ホ・オポノポノ」を活用して昔の自分から生まれたトラウマを克服したT.Hさん
T.Hさんは幼少期の頃からいじめを経験していた人でした。いじめは中学を卒業するまで続き、そのせいで不登校になってしまったそうです。高校は通信制を経て大学進学まで辿り着いたものの、周りの人とのコミュニケーションを取る事に難しさを感じていました。
「大学時代…、もう4年も前になります。でもあの時の事は鮮明に覚えていて、本当に昔のいじめがトラウマになっていました。誰かに話しかけたらまたいじめられるんじゃないかと不安だったんです。『そもそも私は人に話しかけて良い存在ではない』、『話しかけるだけで私は人に不快な思いをさせてしまう』と感じていましたよ。心の中は常に最悪の事態を考えていたのを覚えています。」
幼少期の頃から続いたいじめがトラウマとなり、自分が人に話しかける事に罪悪感を抱いていたというT.Hさん。家族からは「いじめられる方は何1つ悪くない!」と諭されていたものの、その言葉は右耳から左耳へスッと流れていくだけだったそうです。
「長年いじめられ過ぎたからですかね、自分はもちろん他人も信じられなくなったんだと思います。家族も私にとってはいずれ裏切られるであろう他人でした。でも心の底では親が裏切る訳ないとは思っていて…。いつしか、そんな素直になれない自分を許せなくなってしまったんです。とても嫌でした。自分の心が傷つく音が、幻聴で聞こえた事もありました。」
いじめの経験がトラウマとなり、いつしかそんな現状の自分さえ許せなくなってしまったT.Hさん。彼女の潜在意識は正にマイナス感情の巣窟でした。
しかしある日、そんな彼女を変えるきっかけが訪れます。
「私が大学で専攻していたのは国際文学だったので、色々な国の人が交換留学で日本に赴いていました。その中でハワイ出身の女子学生が私に話しかけてきた事があったんです。私は授業以外で人と話すのを拒んでいたので、ハワイの女子学生が授業外で話しかけてきても早く終わらせるようにしていたんです。でも彼女は毎日のように話しかけてきて、しかもお弁当まで一緒に食べようと言ってきた。今まで誰ともお弁当を一緒に食べた事がなかった私にとっては衝撃的でしたね。この子、いったい何考えているんだろうと。」
ハワイの留学生から衝撃的な誘いを受けてしまったT.Hさん。しかし誘ってもらった事に関してはまんざら嫌ではなかったようです。
「どちらかと言うと嬉しかったですね。初めての経験だったからかな…。正直誘ってもらった後も最悪の事態を想定しました。もしかしたらお弁当を食べる場所に彼女の友人が数人いて、私をいじめようと企み待ち伏せしているんじゃないかとか。今考えると馬鹿馬鹿しい妄想に過ぎないんですけど。実際は誰も待ち伏せしてませんでしたし。そして私はその日、なんで私をお弁当に誘ってくれたのか聞いてみたんです。そしたら『あなたと仲良くなれそうだったからよ』って言ってくれました。今まで感じた事がない嬉しさだったので泣いたのを覚えています。」
その日からT.Hさんはハワイの女子留学生と行動を共にする事が常となったそうです。「ホ・オポノポノ」に関しても、その女子学生が教えてくれたとの事。
「彼女に私の過去をありのまま話したんです。『ホ・オポノポノ』はその時に教えてもらいました。そのおかげで、私がここまで人と接してこれなかったのは、トラウマを抱えた自分を許せていなかったからだと気付いたんです。何も準備しなくても良い、頭の中で唱えるだけでも大丈夫だという点も、私にとっては嬉しいポイントでしたね。誰の目も気にせず1人で出来るじゃないですか。とにかく彼女を信じてやってみようと思いました。」
さっそく「ホ・オポノポノ」を取り入れたT.Hさん。効果はすぐに現れたとの事です。
「必ず4つの言葉を使うといった決まりは無いようなので、私は『ありがとう』と『愛してる』を使い続けました。心の中に居るトラウマを抱えた自分に『今まで辛い思いを引き受けてくれてありがとう、もう抱え込まなくて良いよ』とか『ずっと我慢し続けてくれたあなたを私は心から愛しています』とか唱えていましたね。とにかくずっとマイナスな気持ちを抱え込んでいたインナーチャイルドを肯定する事が大事だと思ったんです。もちろんその恩恵はリアルな世界を生きる私にもありました。まず人に興味を持つ事が出来るようになった事。あとは過去を過去として捉えられるようになった事ですかね。あの頃の自分と今の自分を重ね合わせる事はなくなりました。」
ハワイの交換留学生から「ホ・オポノポノ」を教えてもらい実践し続け3ヵ月。T.Hさんの潜在意識にあったマイナスの感情や考えは、見事に払拭されました。現在、彼女はいじめを受けた過去を持つ人のカウンセリングを行うと共に「ホ・オポノポノ」の普及に力を入れているそうです。
「私のようにいじめがトラウマになって人と上手くコミュニケーションが取れない人は数多くいます。私はそんな人の力に少しでもなりたくて、今の仕事を続けています。「ホ・オポノポノ」がもっと日本で普及し、皆さんの心がプラスで満ち溢れれば良いなと心から願います。」
T.Hさんの体験談の中で参考にするべきポイント
T.Hさんが体験した幼少期の出来事は、聞くに堪えない事ばかりでした。そもそもいじめている方が100%悪いはずなのに、いじめられる側はいつしか「自分にも非がある」と思い込んでしまう事は往々にしてあるでしょう。
しかし、T.Hさんはそんな現状を打破すべくハワイの交換留学生から教えてもらった「ホ・オポノポノ」を実践し続けました。あんなに周りとの距離を縮めるのに怖がっていた彼女が『ホ・オポノポノ』をやってみようと勇気を振り絞った事。これが今回の好転反応を生んだポイントと言えるでしょう。彼女のように、自分の中で何か許せない事があっても、「ホ・オポノポノ」を用いて自分自身を許し、癒せるようになれば潜在意識をプラスに書き換える事が出来るでしょう。
【自分をより愛せるようになった】自分が嫌いだったW.Aさんの「ホ・オポノポノ」体験談
W.Aさんが自分を嫌いになってしまった最大の理由は“見た目のコンプレックス”にあったそうです。彼女は小さい頃から外見のコンプレックスを抱えており、その為にいじめられはしなかったものの友人は少なく、また様々な事に諦めを感じてしまうのが癖になってしまっていたそうです。
「『どうせ私なんか…』が口癖でした。学生時代のスクールカーストで例えるなら、私はピラミッドの一番下で、上に立つ女子達の邪魔をしないというのが使命だったんです。まあ、そんな使命は私が勝手に決め付けていたことなんですけどね。とにかく自分を愛したり、自分を好きになった事は一度もありませんでした。」
自分を愛する事を一度もして来なかった結果、自分に対して劣等感しか感じないと話していたW.Aさん。そのせいもあってか、彼女の体験談から紡がれる思い出は、あまり良い物ではありませんでした。
「さっきも言ったように、どうせ自分なんかという思いが強かったので、『全ての事に関して損をするかもしれない』と思って行動していました。でも実際に損をするのは嫌だったので、入学式と卒業式以外の学校行事は全て欠席しました。写真とかも写りたくなかったので、全部顔を少し伏せ気味にしてたんです。その頃の担任はとても手を焼いてたと思いますよ。」
誰ともなるべく関わらないようにする中学高校生活を送ってきたW.Aさん。そんな彼女に転機が訪れたのは大学に入学して4ヵ月が経った頃。
「親の勧めで大学に入学したのは良いものの、特にやりたい事もなくてサークルにも入らなかったんです。4ヵ月経って『どうせ何も実にならない私がここで何してんだろう…』って思ったんですよね。気付いたら親に内緒で大学を辞めてました。親に気付かれた時は本気で怒られましたけど、私のコンプレックスから生まれたひどい自己偏見の精神は親に怒られた位で折れる物ではありませんでした。そして気が付けば親から勘当されて、私は本当に1人になってしまったんです。」
しかしW.Aさんにとって1人になる事は苦ではなく、逆に居心地が良かったそうです。これ以上自分を卑下せずに済む、周りと自分を比べなくて済むという開放感が彼女を海外へ旅立たせるのは、そう遠くもなかったとの事。
「どうせ1人で生きて1人で死ぬのであれば、1つだけやりたい事をやり抜こうと思ったんです。それが、1人海外旅行でした。とりあえずお金を沢山貯めて、色々な国に行ってから人生を終わりにしようと思ったんです。最初に行くと決めていたのは、旅行先で王道のハワイでした。英語じゃなくても日本語が通じるという点もあって、絶対最初に行こうと思っていました。」
意を決して、未踏の地、ハワイに旅行をし始めたW.Aさん。『ホ・オポノポノ』はそこで出会った人に教えてもらったそうです。そしてこの『ホ・オポノポノ』の教えが、W.Aさんの人生を大きく変える出来事となりました。
「ハワイに滞在して数日たった頃だったと思います。たまたまハワイのビーチで私がまったり過ごしていたら、現地の人が話しかけてきたんです。ハワイに到着したての頃は何かの勧誘とか詐欺が怖かったんで無視してたんですが、だんだん慣れてくると話しかけてくれた人と話すのが楽しくなってしまって。たまたまそのとき話しかけてくれた人は、私の顔を見るなり『あなた自分の事が嫌いでしょ?好きになるおまじないを教えてあげる』みたいな事を言ってきました。何て答えたら良いか困ってたら、優しい日本語で『ホ・オポノポノ』を教えてくれたんです。
『ホ・オポノポノ』の内容に関しては、ホテルに帰って自分で調べました。」
偶然、「ホ・オポノポノ」を知ったW.Aさん。この言葉の意味を知った時はまだ半信半疑だったそうです。
「こんなありきたりなおまじないで自分の事を好きになれるなんて思える訳ありませんでした。しかも4つの言葉の中に『ごめんなさい』『許してください』が入っているのが意味わからなくて…。謝る事なんか1つも無いと思ってましたし。でも『ホ・オポノポノ』を深く知れば知る程、4つの言葉の重要性に気付いたんです。そして調べていく間に何だか自分を好きになれるような気がしてきて。お金がかかるものでもないし、とりあえずやってみようと言う事になったんです。」
「ホ・オポノポノ」を活用し、自分を好きになる努力を試み始めたW.Aさん。その試みによって彼女の人生は好転し始めます。
「まずは過去のコンプレックスだらけだった自分を受け入れて感謝すると共に、今まで耐えてもらった事に関する謝罪をしました。インナーチャイルドにそうやって思いを伝える事で、潜在的に心が浄化されると書かれていたので。ただ1日夜2日では変わらなかったので、自分が自分を本当に好きになったと感じるまで続けました。ハワイ旅行から帰ってきた後も続けていましたよ。そしたら、だんだん自分の顔や体が愛おしくなってきたんです。今まではコンプレックスのせいで鏡を見る事すら嫌だったのに、最近は『自分のどこを改善させれば人並みになれるんだろう…』と前向きに考えられるようになったんです。」
もちろん、そうやって変わる事が出来ている自分にも『ホ・オポノポノ』を活用して感謝を伝えるようにしました。」
「ホ・オポノポノ」を活用し始めて8ヵ月が経った頃。W.Aさんは今までの自分を含め、全ての自分を受け入れて好きになる事が出来たそうです。同時に彼女は他人に積極的に関わる勇気も培ったとの事。そのおかげで、今は大学受験をやり直し、華の大学生活を送っているそうです。
「私にとっては『大学中退』も『親からの勘当宣言』も『ハワイ旅行』も全部、自分を変える為に重要なイベントでした。あの時ハワイに行ってなかったら『ホ・オポノポノ』に出会ってなかったでしょうし、今のように自分を好きになる事もなかった。だから『ホ・オポノポノ』にはとても感謝しています。もし今後、私と同じようにコンプレックスだらけの人と出会ったら、間違いなく『ホ・オポノポノ』を教えます!」
W.Aさんの体験談の中で参考にするべきポイント
今回W.Aさんがお話し下さった体験談の最重要ポイントは、彼女がハワイ旅行中に人を遠ざけず「ホ・オポノポノ」を教えてもらった点にあります。日本で辛い日々を過ごしている時は、辛い経験から自分を少しでも遠ざける為にあえて他者との距離を取っていたW.Aさん。もし彼女がハワイで声を掛けられた女性を無視していたら、きっと今も自分も人も好きになれていなかったでしょう。この記事を読んでいるあなたも、おそらく「ホ・オポノポノ」を知る事が出来たら幸運の持ち主の1人かもしれません。。
このようなふとした機会を逃さず、ぜひ「ホ・オポノポノ」を活用してみて下さい。そしてW.Aさんのように、自分を心の底から好きになりましょう。
まとめ
「ホ・オポノポノ」は自分の心の中に居る「インナーチャイルド」を許し、愛し、癒す問題解決メソッドです。ハワイの文化として広く普及し始めているこの方法は、過去に辛い経験をしてきた人や、自分をどうしても好きになれない程の闇を抱え込んでしまった人に効果を発揮しやすいでしょう。今回紹介した2名の体験者もそれぞれ壮絶な過去を持った方型でした。しかし、彼女達は「ホ・オポノポノ」を活用し、現在は明るくプラスの潜在意識に満ちた人生を過ごしています。
冒頭でも述べたように、「ホ・オポノポノ」は誰でも気軽に活用できる大変有用なメソッドです。是非この機会に活用してみて下さい。