みなさんこんにちは。今回は「人間関係の断捨離」をテーマにお話ししたいと思います。
人は生きている限り、1度は人間関係に悩まされるものです。ただし、いつまでも人間関係に悩み、引きずっていては自分の幸せをつかむ事が難しくなるでしょう。そんな時こそ使えるのが【断捨離】です。人間関係でも断捨離は出来ます。
この記事では、そんな「人間関係の【断捨離】」の魅力を経験し、幸せを手に入れた4人の体験談を紹介します。4人の体験談を読む事でいかに人間関係の断捨離が重要か、そして断捨離を行った後の幸せな人間関係の魅力に気づけるでしょう。人間関係に疲れてしまった人は是非読んでみて下さい。
Contents
人間関係に悩むとマイナスな潜在意識に書き換えられてしまいやすい
人間関係に悩む事は誰でもある事です。しかしその悩みがきっかけとなり、潜在意識に人間関係に関するマイナスな思考に書き換えられてしまう事があります。
可能な限りで構いません、人間関係に悩んだ時を思い出してみて下さい。以下のような事を感じたり、思ったりした事はありませんか?
- この人に嫌われたくない
- この人との関係が切れたらこの先が不安だ
- 誰にでも好かれるように振舞おう
- 人間関係で波風を立てないように全員と同じ対応をしよう
これらは人間関係で悩んだ事がある人が持ってしまいがちな、マイナスに偏った潜在意識です。確かに「嫌われたい」と思う人はいませんし、出来れば人間関係で悩む事はしたくないと思うでしょう。しかし十人十色という言葉があるように、人はそれぞれ違います。それぞれ違う所が1つでもあるうちは、必然的に「合う」「合わない」は出てきてしまうものです。
もしそこで嫌われないような我慢や努力をしてしまったら、それは無駄な時間かつ人間関係の構築と言えるでしょう。本当に良い人間関係を作る機会はそう多くはありません。また人間関係は嫌われない為の我慢や努力をして築かれるものでもありません。
上述したようなマイナスに傾いた潜在意識があるかもしれないと感じたのであれば、この記事をきっかけに潜在意識をプラスに書き換える行動を起こしましょう。
【潜在意識から変える!?】人間関係の断捨離を行い幸せになった4人の体験談
今回紹介する4人は、人間関係におけるマイナスな潜在意識を書き換え、断捨離を行った結果幸せになれた方々です。彼らがどのような人間関係に悩んでいて、なにをきっかけに潜在意識を書き換える事を決めて断捨離を行ったのかを参考にしてみて下さい。
【今の人間関係で満足してる?】何でも合わせてしまうY.Eさんの断捨離体験談
Y.Eさんが人間関係の断捨離を行ったのは、大学を卒業した時期と同時だったそうです。当時のY.Eさんには大学の友達が数多くいたそうなのですが、卒業を間近に控えた時にふと感じてしまった事がありました。
「中学や高校の友達と比べてあまりにも浅い友人関係だなと感じてしまったんです。もちろん大学は毎日行くわけではないから、人によっては【よっ友】というただ「よっ!元気?」みたいに挨拶だけする友達も多くいました。大学に入学してからそういう人ばかりが増えて、大学を卒業してから会おうと思えるほどの関係はほぼ皆無に等しかったんです」
しかし、卒業まであと1年という時になると浅く広い関係が転じて卒業旅行に誘われる事が多かったとY.Eさんは話していました。彼にとってよっ友的な存在の人からの卒業旅行のお誘いは、まったくワクワクしなかったそうです。
「よっ友の大半が「せっかく知り合えたんだし、記念に!」って言ってくれてたんですけど、当時もう断捨離したいなと考えていた僕にとっては煩わしくて。きっとこの卒業旅行に参加すると後悔すると思ったんですよね。でも心の根底には嫌われたらどうしよう…とか、やっぱり浅い関係でも大切にしておくべき、みたいな思いもあってジレンマを感じている自分もいました」
そんなジレンマを払拭してくれたのが、今も付き合い続けているという彼女だったそうです。Y.Eさんは彼女から「今の人間関係で満足してるの?無駄な人間関係だって分かっているのになんで断捨離しないの?別に絶交するわけじゃないじゃん。ただ線引きするだけ。中途半端な関係を続ける努力ほど無駄な事はないよ。」と言われて潜在意識を変える事にしたそうです。
「まずは嫌われたり、疎遠になっても大丈夫!という意識に書き換えようと思い行動しました。今までは疎遠になる=孤独・不安と結びついていたんですが、疎遠になる事は仕方がない事だと前向きにとらえるようにして、断捨離をしたんです。浅い関係の人からの遊びは全て断りました」
その結果、Y.Eさんが関係を続けていきたいと感じた友人は2人。それでも彼は卒業までの時間を今まで以上に楽しむ事が出来たと話していました。
「その2人と彼女をまず優先して、色々な所に行きました。なんか気持ちが楽というかお世辞を抜きに心から笑っている自分がいる事に気づいたんです。もちろん、選んだ2人とは今も仲が良いですよ。彼女とも良好な関係を築いています。人間関係の形は人それぞれだとは思いますが、心が本当に幸せになれる関係は狭く深く築いていかないと生まれないんだなと感じましたね。断捨離して良かったです」
【嫌われる事が怖かった】学生生活のトラウマを振り払ったT.Tさんの断捨離体験談
T.Tさんは学生生活のトラウマを解消させる為、そしてこれからの人生で待つ人間関係に悩まないようにする為、潜在意識を変えて断捨離を行いました。
「学生時代にあったスクールカーストにどうしても馴染めなかったんです。クラスのカーストピラミッドにいる人が、誰か一人を嫌うと全員が嫌いになるみたいな風潮、どこにでもあったと思います。私のクラスではそれが極端すぎて、毎週誰かがターゲットにされていました。だから皆そのカーストピラミッドの頂点にいる人に嫌われないようにするのが精いっぱいでした。もちろん、私もそうです。その頃から嫌われるのが怖いから人間関係も浅く広く、そして波風を立てずというスタンスを取っていたんです」
転機が訪れたのは、高校を卒業し大学に入学した時だったそうです。中学高校の一貫校に通い6年間も「嫌われないような人間関係」を築いてきたT.Tさんにとって外国人の友人の発言には驚いたと話しています。
「彼らは、自分の意見を堂々とぶつけるんですよね。私はあなたのそういう所が良くないと思うとか、私はあなたの優しい所が好きとか。私はそんな意思表示をしてこれる環境にいなかったし、環境を変える勇気もなかった。彼らに何でそんなに考えや思いを素直に相手に伝えるの?って聞いたら「本当の意味で友人になりたい。その為にはT.Tも心に思った事はぶつけてみるべきだ」と諭されたんです。この時思いましたね、これが本当の幸せな人間関係なんだって」
大学に入学してからも、中学高校のLINEグループは残っており、そこでは未だにスクールカーストの名残があったと話すT.Tさん。大学に入っても嫌われるのを怖がって友情関係ごっこを続けるのは無駄だと感じた瞬間、彼女の断捨離がスタートしたそうです。
「最初はかなり勇気が必要でした。自分の意見は中高と封じてきましたから。どうせ変われっこないとか、嫌われない為にこの人にはこう発言しようとか、とにかく嫌われたくないという意識が心の奥底にあったんです。でも外国の友人に会って変わりましたね。嫌われたらそこから離れればいい。嫌われない努力を続けて無理をするくらいなら新しい関係を築く事に徹した方がいいと」
さっそくT.Tさんは中高時代から続くクラスのLINEグループを退会しました。案の定、カースト上位の人たちからメッセージが来たそうですが、理由をはっきり伝え断捨離。その後、T.Tさんの行動に感化された同じような考えの人が続々と抜けていった事を後々知ったそうです。T.Tさんはその時に行った断捨離をいまでも忘れていないそうです。
「大学に行ってなかったら、そして外国人の友人に会っていなかったら、断捨離は出来ていなかったと思います。きっと今でも潜在意識として“嫌われたくない”が存在し続けて大学生活を有意義に過ごせていなかったでしょう。いまは心からずっと良い関係でいたいという人たちと毎日を過ごせて最高に幸せです!」
【居心地の良さとはなにか?】友人を“作る”事をやめたO.Hさんの断捨離体験談
O.Hさんは、誰といても居心地の良さを感じた事が無かった男性でした。元々あまり口数が多い方ではないと自負していた事もあり、周りには自分とは正反対の人が集まる事が多かったと話します。しかし彼は、その環境に嫌気がさしていたにも関わらず、そこから離れる事をしませんでした。その理由を彼は以下のように話しています。
「自分さえ我慢していれば、面倒な人間関係問題に巻き込まれる事はないと考えていたんです。なにより面倒になる事が嫌でしたし、自分で他の友人を探す努力もしていなかったので、居心地は悪くてもとりあえずいいやって思っていたんですよね」
そんな彼が居心地の良さを考え始めたのは、高校2年生で行った3泊4日の修学旅行でした。今までは学校が終われば居心地の悪さから解放されていましたが、修学旅行はそういうわけにもいかなかったそうです。一緒に行動をしない時間が圧倒的に多く、彼にとっては苦痛でした。
「僕は早く寝たかったのに、友人たちは夜更かしをしようなんて言い出す始末。寝たら起こされるし、居心地は最悪でしたね。この状態は修学旅行が終わったとしても、我慢出来なくなるぞと感じてしまいました」
そんな時に見たのが当サイトの潜在意識の記事だったそうです。そこに書いてあった潜在意識を書き換える事で人生を変えられるという言葉に彼はピンと来たと話します。
「元々自分の中には嫌われたくないとか、自分から本当に居心地の良い人間関係を作る事なんて出来っこないと思い込んでた所があって。そうか、これが潜在意識かって分かったんです。すぐ書き換えようと思いましたね。無駄な人間関係で我慢する事の辛さを知ったので…。嫌われても大丈夫、自分なら。って常に思い続けました」
彼の中にあった潜在意識はマイナスそのものでした。しかしここの記事を読んだ事で潜在意識にあるマイナスを書き換える事に成功し、断捨離をする事が出来たのです。
「もちろん、今まで一緒にいたやつらとまったく話さなかったわけではありません。ただ自分にとって居心地が良い関係が築けそうな人を探したんです。努力や我慢は、そいつの為に使おうと決めました。高校では2人見つかって、いまでも居心地の良さは変わりませんし心から笑っていられるようになりました。あの時しっかり断捨離と線引きをして良かったと感じています」
【今までの人間関係をリセット!】無駄な我慢や努力を辞めたR.Sさんの断捨離体験談
LINEに登録されている友人の数、なんと2,000人超。そんなLINEの登録者数に嫌気がさしていますと体験談を寄せてくれたのはR.Sさん、20代の女性でした。
彼女は大学時代、3つの大所帯サークルをかけもちしていた事もあり、当時の友人はとても多かったと話していました。毎日のように大学に行き友人と授業を受けて放課後になるとカラオケやボーリング、ダーツや居酒屋に行く等大学生活を満喫していたそうです。
ただ、彼女が大学を卒業し社会人になると仕事の忙しさもあいまって、ほとんどの人との連絡が疎遠になってしまいました。それでも彼女は「なにかの関係が続いているかもしれない」という淡い期待を胸に、LINEの友人を消す事はしなかったとの事。
「色々なうわさが飛び交うのが怖かったんですよね。しかもグループラインとかもぬけ辛くて。一度抜けるともうその人たちとは友人としてはいられないみたいな風潮がLINEにはあって。でも実際に卒業後に連絡を取っていたのは5~6人だし、LINEのアイコンが変わった瞬間、「この人誰だっけ…?」と思う人が増えたんですよね」
次第に彼女はLINEの友人登録者数とトークの履歴数を見比べるようになり、無駄な人間関係を残しておく必要があるのかという疑問を持ち始めたそうです。
「確かに今まで築いてきたものを捨てるのは怖かったです。でも正直1年以上連絡も取っていなければ会ったりもしていない人の連絡先を残しておく必要があるのかなと思いました。だっていないも同然じゃんって感じたんです。ただ潜在意識に自分から断捨離するなんて出来っこないという思いもありました。出来れば相手から消してほしいなとも思っていましたし」
しかし彼女は少しずつ時間をかけて潜在意識を書き換えていきました。書き換えていく過程で失う事の怖さを無くし、その分大事な人を気にかける大切さを培っていったのです。その結果、LINEの登録者数は2桁まで減りその人たちとの人間関係をいまは大切にしているとの事でした。
「いま思うと、残していた理由は“後ろめたさ”でした。失うのが怖いとかは誰でも思う事でしょうけど、それを失った所で私の人生はTHE ENDを向かえるわけではないと感じた瞬間、断捨離が出来ましたし。いまは大事にしたい人と幸せな関係を築けています!」
まとめ
人間関係や「何かの関係を失う事」というのは、時に自身を惑わし気持ちを揺さぶるものです。日本人は特に、嫌われないような行動を無意識にとってしまう傾向がある為、ふとした瞬間でもその場しのぎの言動を多く見受けます。こうした行動をとってしまう理由には「人間関係におけるマイナスな潜在意識」が関わっているからと考えられるのです。
しかし、その行動や思想では決して人間関係の悩みが解決した事にはなりません。一時的な回避に過ぎないのです。今回紹介した4人の断捨離体験者達は、日本人の多くに見られるマイナスな潜在意識を、プラスの方向へ書き換える事に成功しています。その結果、人間関係を断捨離しても幸せを手にしているのです。
もしいま、人間関係に恐怖や不安を抱え無駄な努力や我慢を重ねているのであれば、この記事をきっかけに、潜在意識を書き換える事から始めてみましょう。きっと、自身の理想とする人間関係が構築出来ますよ。