みなさん、こんにちは。ブログ管理人の敦子です。
今回は潜在意識のイメージング方法についてお話します。
潜在意識、すなわち自覚できない意識となると、特別な能力を持っている人にしかコントロール出来ないように思われがちですが、コツさえつかめば誰にでも出来るものです。
正しくイメージングすれば潜在意識へとつながるため、あなたの願いを叶える手段として活用しましょう。今回はどんな方法でイメージングを行うのか、どうすれば出来るようになるのかなど、潜在意識を操るための方法を解説します。
Contents
イメージングとは様々な情報を「視覚化」する事
イメージングが出来るようになると、いつでもどこでも潜在意識へつながります。イメージング=情報を視覚化する事。つまりさまざまな情報から、脳内に画像を思い浮かべる作業と解釈して下さい。
イメージングを繰り返すと潜在意識はそれを現実の世界と認識する
顕在意識(現実に意識している事)と潜在意識の間には、境界線のあやふやな意識が存在しています。それがイメージングです。
脳内に思い浮かべているため、現実の世界には存在していません。ところが潜在意識とは違い、自分でコントロール出来ます。その証拠に思い浮かべる対象の大きさを変えたり、形や色も指定可能です。
イメージングを操れるようになると、それを潜在意識へ定着させられるようになります。イメージングを繰り返す事で、潜在意識はその状態を現実の世界として認識するのです。深く掘り下げなければ、本当に潜在意識へ届いているかどうかは確かめられません。
ただ、ポジティブなイメージングを繰り返し、潜在意識へつながれば、自分では気づきにくくても現実の行動が変わってきます。
周囲から「最近変わったね」と言われるようになれば、潜在意識が変わっていると受け取っても良いでしょう。イメージングは、潜在意識へつながる1つの手段と言えます。
イメージングは過去の経験や記憶が元になるので答えがない
例えば「豊かさ」「富」という言葉から思い浮かべるとしたら、紙幣の束や金貨などのお金になります。ただ、思い浮かぶものはその人の経験や記憶が元となっているため、人によって異なります。
場合によっては同じ言葉を聞いたとしても、お金ではなく豪華な家や高額な車を思い浮かべるかもしれません。そのため答えが1つではなく、明確な不正解もないのです。
それが落とし穴とも言えますが、言葉から思い浮かべる画像があまりにもかけ離れたものであったり、形のない曖昧なものである場合は、イメージング出来ていると判断しにくい事もあるでしょう。
テレビドラマやゲームの映像を脳裏に焼き付け、何もないところで登場人物や感動した場面を思い浮かべる事もイメージングに含まれます。言葉だけで思い浮かべるより単純で、子供の頃に図工の時間で思い浮かべた経験があるかもしれません。
その理論で説明すると、イメージングは子供にも出来ます。真っ白な画用紙の前で、描きたい人物や自然、動物や建物を脳裏に出現させます。先生から描く対象を伝えられただけで、イメージング出来る子もいるかもしれません。
子供は大人よりも発想が柔軟で、現実の厳しい社会をあまり知らないため、余計な情報が残りません。見たままを素直に受け入れ、記憶の中に置いておける子もいます。そのため必要なときに、潜在意識の中から取り出せるのです。
潜在意識下にあるものは日常の中ですぐにイメージングできる
お中元やお歳暮、クリスマスプレゼントや誕生日など、贈り物をするとき相手の好きなものを思い浮かべる事があります。
もっと身近なところで言えば、「何を食べたい?」と恋人に尋ねられ、すぐに「イタリアン」答えとしたら、それは潜在意識の中に、「食事をするならイタリアン」という理想がイメージングの欠片として存在しているのです。
他にも作文を書くとき、頭の中にスラスラ言葉が浮かんでくるのは、本や新聞を読んだとき文字としてのイメージングが出来ているからです。だからこそ、過去に見た記憶の引き出しから、適切な言葉を現実の文章に選べます。
一見すると文字と画像はまったく違うものに思えますが、潜在意識の中に刻まれるイメージングとしては、同じ原理になるでしょう。
正しくイメージングをするための3つの方法
イメージングは簡単に出来るため、すぐにでも実践してみて下さい。ここではイメージングの正しいやり方を3つ説明します。
1. 自分の望んでいる理想の姿を具体的にイメージングする
周囲から褒められている自分。給料の上がった自分。どんな姿でもかまいません。あなたが望んでいる理想の姿を具体的に思い浮かべましょう。
目指して未来や目標を達成した状態など、思いどおりの自分をイメージングして下さい。ポジティブな姿を映し出す事で、潜在意識の中に願いが叶っている前提の自分を植え付けられます。
あまりにも現実と違って思い浮かばない。理想を思い描けない。そんな場合もあるかもしれません。焦る必要はないので、ゆっくりとぼんやりイメージングしていけば良いです。少しずつ形を作っていけば、全体像もはっきりしてきます。
パズルのピースを1つ1つはめ込んでいくように、部分的なイメージングからでも完成させられます。もしくは全体像が緩い仕上がりでも、繰り返していくうちに鮮明な画像として浮かび上がってくるでしょう。
2. イメージングしやすいように集中できる環境を作る
イメージングするには適した環境が必要です。どこでも出来るという方も少なくありませんが、周囲の雑踏が気になるとイメージングの邪魔になります。気が散って思い浮かべられない、集中出来なくてイライラするといった環境では、ポジティブなイメージングを膨らませるのも難しくなるでしょう。
イメージングに相応しい環境は以下のような場所です。
- 1人になれる静かな部屋
- 落ち着いた音楽に包まれた部屋
- 刺激の少ないアロマの広がる部屋
- 自然に囲まれた環境
- 自分のベッドの中
人によって求められる環境は異なります。
中には賑やかなほうが安心するという人もいるかもしれません。どこにいれば居心地が良いか、感情の高ぶらない場所はどこかなど、自分にとってリラックス出来る場所でイメージングして下さい。
例えば家族がいつ帰ってくるかわからない、誰かに見られたら恥ずかしいなどと感じていれば、顕在意識はそこへ向いてしまいます。
そうするとうまく出来なかったり、途中で諦めてしまう事も想定されるでしょう。そうならないよう、出来る限りイメージングしやすい環境を整えて欲しいのです。入浴する時間に気をつければ、お風呂に入っているときに試すのも効果的です。
3. ネガティブな感情のときはNG!気分転換を終えたあとに行う
気持ちが落ち込んでいるときではなく、気分転換をしてリフレッシュした状態で行いましょう。仕事でミスをして怒られた。スマホを落として画面に亀裂が入ったなど、自分にとって明らかなネガティブ感情を引きずっているときは、イメージングが出来る状態とは言えません。
やろうと試みても、ネガティブな感情に押し戻されて暗い印象しか現れなかったり、過去の失敗を思い出してしまう事も考えられます。
良くない事あったからこそイメージングで立ち直る方法もありますが、それは慣れてきてから実行して下さい。慣れていなければ沈んだままの感情に流されやすいので、初めはすっきりしたメンタルのときがおススメです。
理想の姿がなかなかイメージングできない場合におすすめしたい4つの方法
イメージングを難しいと感じてしまうのは、あなたが誠実でまっすぐな性格だからです。現実と向き合っているからこそ、目の前に存在していない世界を思い描けないのでしょう。そういう場合は、別の方向から自分を納得させて下さい。
1. わずかな時間でも「やってみよう」と思ったときに実行する
イメージングは脳内で行います。そのため必要なのは自分の意識だけです。道具が必要なわけではなく、時間の制限もありません。家事や仕事の合間、わずかな隙間時間でも可能です。やり遂げなければばらない課題ではないため、「やってみよう」という気持ちが動いたときに実行してみましょう。
義務的に感じてしまうとなかなか上手く出来ないものです。前向きな気持ちで思い浮かべる事が出来れば成功と言えます。
2. 一般的な理想ではなく自分の求めている姿をイメージングする
具体的な姿をイメージングすれば潜在意識につながりやすくなりますが、もちろん一般的なイメージでなくてもかまいません。
例えばお金持ちになりたいと思い、高価なアクセサリーを身に着け、外車を乗り回す自分を思い浮かべるとします。ところが思っているよりも難しくて、なかなか脳内に現れません。
それはそうです。これまで庶民的に暮らしてきたのなら、理想とは言ってもいきなりセレブの自分を登場させようとしたところで、現実から遠すぎて難しくなってしまうのです。
「社会的ステータスの高い姿」というなんとなくのイメージで挑戦している場合は、「自分自身の憧れ」が曖昧になっている場合があります。世間一般の成功者ではなく、あなたの求めている姿を前提としましょう。
例えば夕食にステーキを食べる、おしゃれなケーキを選ぶなど小さなイメージングから始めるのもおススメです。
これならすぐにでも出来て潜在意識に植えられるでしょう。少し嬉しいプチラッキーな自分を思い浮かべ、そこから段々とレベルを上げていきます。日常的なイメージングに成功したら、今度はブランドの服を着こなす姿、タクシーで乗りつける自分など、望んでいる範囲を拡大して下さい。
3. 写真やイラスト、芸能人やキャラクターを利用する
何もないところから思い浮かべるのが苦手なら、写真やイラストを利用して下さい。雑誌やパンフレットの写真を切り抜いて、ノートや手帳に貼っておきます。時間のあるときにそのページを開いて見ておけば、イメージしやすくなります。
そこに映っているものが自分ではなくても、写真に映し出されている風景やシュチュエーションを記憶に落とし込めるでしょう。あとはそこに自分を登場させたり、望んでいる状態を思い描いてイメージングして下さい。
イメージングの材料になる素材
- カレンダー
- PCやスマホの壁紙
- ポスターや看板
身の回りにあるさまざまな材料を利用すれば、イメージングしやすくなります。気に入った風景があるなら、スマホで撮影しておくのも良いでしょう。(撮影許可のある場合)
芸能人・ゲームのキャラクターなどを思い浮かべて練習するのも有効です。好きなものは何度も目にしているはずなので、鏡でしか確認出来ない自分の姿よりも簡単です。それが出来るようになれば、自分の姿もイメージングしやすくなります。
4. 五感からイメージングを高める
五感(味覚・視覚・聴覚・嗅覚・触覚)の記憶から、イメージングを結び付ける事も可能です。あのとき食べた刺身の味。肌触りの良かった布。表彰台に上がったときの曲など、五感に残るこれらの足跡をたどっていけば、そのときのシルエットが浮かんできます。
特に嗅覚と記憶は密接に関係していて、好みの香りをかいだときに見た映画、嫌いなニオイが漂っていたときの現場など、驚くほど思い出したり出来るものです。香りと記憶の関係は科学的に証明されつつあり、もう少し研究が進めば、近い将来に香りを使って記憶する商品も発明されるかもしれません。
強く作用する香りと記憶の関係を利用しない手はないので、自分の好きな香りを思い出せば、そのとき印象的に残っていた映像や人物も思い描けるでしょう。
例えば庭付き戸建ての家で暮らしたいと思っているなら、最初から豪華な家を思い浮かべるのではなく、まずは自分の住みたい家をはっきりさせる作業から入ります。洋風の家か、和風の家か、アメリカンカジュアルか、クラシックモダンか。
戸建て住宅の家が映っている写真を抜き出し、それをイメージングしましょう。そこから自分の理想を広げ、最終的に暮らしたい家をイメージング出来るようになります。
正しくイメージングをすると潜在意識へ吸収されていく
イメージングが出来るようになれば、潜在意識は自動的にそれを取り込みます。あなたが意識していなくても繰り返しイメージされている事で、いつの間にかそれが潜在意識の中に吸収されていくのです。
イメージングのポイントは同じ場面を繰り返す事
イメージングのポイントは、同じ場面を繰り返す事にあります。何度も思い浮かべていると執着につながりそう…。そんな心配も聞こえてくるかもしれませんが、それは問題ありません。執着とは心の思い込みなので、脳内で思い浮かべるイメージングとは稼働領域も違います。
忘れられないもの。固執した対象への感情が上乗せされた状態とも呼べるため、イメージングから執着へは変化しません。そのため何度もイメージして潜在意識へつなげましょう。
現実を捻じ曲げてイメージングすると「妄想」になるので注意
妄想は間違った前提の元で抱かれるイメージとなり、イメージングで思い浮かべる状態とは別のものです。根拠のない想像からの勝手な思い込み、確信もないのにそれを現実のものとして錯覚します。
そのため妄想を膨らませた結果、話した事のない相手でも付き合っていると思い込み、ストーカーとして付きまとってしまう人も存在しています。
イメージングは妄想と似ているかもしれませんが、間違った前提や根拠のない想像ではありません。自分の望んでいる形を思い浮かべているだけで、現実を捻じ曲げて解釈しているわけではないのです。厳密に言えば都合の良いように顕在意識を変えてしまうのが妄想、潜在意識に迫るのがイメージングと捉えて下さい。
まとめ
潜在意識へつながるイメージングは、簡単に出来るようになります。難しい訓練は必要ではなく、望んでいる状態を思い浮かべるだけ。何度も繰り返しているうちに、願いを叶えられる潜在意識に上書きされていきますよ。