みなさんこんにちは。今回はインナーチャイルドを癒す為の潜在意識の活用法をテーマにお話したいと思います。
インナーチャイルドを癒す為のワークやカウンセリングがありますが、潜在意識を活用した方が効果的です。アファメーション等なら、費用を掛けずに自力でインナーチャイルドの傷の克服が出来ます。
インナーチャイルドの傷について、暗く考えたり重大な事のように捉えたりする人もいますが、思っているよりも簡単に克服出来ます。「自分はそういう性格だから」等と決めつけてしまうと、潜在意識の働きにより、それが現実になってしまいます。自分の性格は自分で変えられますので、そのつもりで取り組むようにすると良いでしょう。
Contents
インナーチャイルドの傷は幼少期に身に付けた潜在意識の信念の間違い
インナーチャイルドの傷は、心に傷を負った子供に例えているだけで、本来は、潜在意識に書き換えられた情報に間違いがあるだけの状態です。傷を癒すというのは、考えの間違いを修正するだけの事です。ワークやカウンセリングでは、なかなか信念を変える事は難しいですが、潜在意識を活用すれば、簡単に解決出来ます。
インナーチャイルドの傷の根本的な原因は自己否定の考えにある
インナーチャイルドは、生まれてから10歳位迄の期間における経験で、自分を否定する考えをしてしまう事が原因となっています。大人になる迄の期間で、自己否定の考えを修正出来る人もいますが、成人してからも継続して、その考えに苦しんでしまう事があります。
インナーチャイルドに傷がある本人は、心が苦しいという実感は殆んどありません。しかし、自分を否定する考えに苦しむあまり、人の悪口を言ったり見下す等のマウンティングをしてしまう人もいます。
そして、人間関係が上手くいかなくなり、その事で悩むようになるのです。本人は、人間関係について悩んでいると思っていますが、潜在意識レベルでは、自己否定の考えをしている事に苦しんでいるのです。
皆んなチャイルドの傷を癒す為には、自分を否定する考えを手放して、そのままの自分を自分自身で受け入れる必要があります。有りの侭の自分を認める事が出来た時に、インナーチャイルドの傷が癒やされたという言い方をします。
潜在意識にある信念を書き換えれば現実も変わってくる
インナーチャイルドの傷が癒え、潜在意識の情報が書き換えられると、現実が大きく変わってきます。例えば、幼少期の記憶によって「自分には価値がない」と思い込んでいた方は、これ迄の他人から受ける扱いも丁寧ではなかった筈です。しかし、潜在意識が書き換えられて、自分も尊重出来るようになると、他人もあなたの事を尊重してくれるようになります。
仕事や願望実現に於ける、自己能力の評価についても同様です。自分で能力がないと思っていれば、他人もあなたの能力を高く評価しませんが、潜在意識を書き換えて「自分は凄い。」と思えるようになると、周囲の人もあなたを凄い人だと思うようになります。
インナーチャイルドの傷というと、大した問題ではない様に思うかもしれませんが、人生の運気を大きく下げている場合もあります。幸せに生きる為には、心の傷を癒しておく事も必要だと思います。潜在意識を活用すれば、インナーチャイルドの傷の癒しは難しくありませんので、必ず対処しておく様にしましょう。
インナーチャイルドの傷が癒えて自分を許せるようになると人間関係のトラブルが無くなる
インナーチャイルドの傷の多くは、自己否定の考えによるものです。自分で自分の事を許さないと潜在意識レベルで思っていると、周囲の人もあなたの事を快く思わない様になります。
最も分かりやすい例がマウンティングの問題です。「自分を許さない」とか「自分はダメなんだ」という考えで苦しくなり、人の悪口を言ったり、人を見下すような態度を無意識にしてしまうようになります。
他人にマウンティングをしてしまうレベルになると、その人の魅力は、一切無くなります。自己否定の考えで苦しいのを差別で乗り越えようとしているので、人間関係に問題が生じるのは当然です。
自分も許さないという考えを持ってしまうと、そのままでは、絶対に幸せになれません。インナーチャイルドの傷を癒して、自分自身を許し、自尊心を上げる必要があります。その方法については、この記事の最後で紹介する5つの方法を試すのがオススメです。費用も掛からず、気軽に取り組めるものばかりですので、必ず実践するようにしましょう。
ワークやカウンセリングでは潜在意識のインナーチャイルドは癒せない
インナーチャイルドの癒しの為のワークやカウンセリングもありますが、それで解決する事は非常に稀です。潜在意識の奥深くにある信念を書き換えなければいけないのですが、カウンセリング等での効果は限定的だと言えます。根本的に問題を解決したい場合は、潜在意識を活用してインナーチャイルドを癒すのがオススメです。
一般的なカウンセリングではインナーチャイルドの傷は癒せない
カウンセリングは、分かりやすく言うと、専門知識があるカウンセラーが依頼者の相談を受けるというものです。相談の内容は、漠然とした不安があるとか人間関係が上手くいかない、他人とのコミニュケーションにおいて恐怖を感じる等、否定的なものばかりです。
新約聖書「ヨハネによる福音書」に、「初めに言葉ありき」と言われているように、発した言葉をもう一度言いたくなるような現象が起きるのが、私達がいる地球上の法則です。「嬉しい」と言えば、もう一度「嬉しい」と言いたくなる事が起き、「有り難い」と言ったら、もう一度言いたくなるような現実が起きるという事です。
ところがインナーチャイルドのカウンセリングを受けてしまうと、「不安だ」とか「困っている」、「怖い」といった言葉を言う事になります。潜在意識的には、愚痴をこぼしているのと変わりありませんので、否定的な現実を招いてしまう結果になります。
全てのカウンセリングに意味が無いと言う積もりはありませんが、しっかりと質を見極めないと、ムダな出費に終わる事が多いでしょう。
カウンセラーの技量を見極めるのは非常に困難だから
インナーチャイルドを癒すというカウンセリングが多数ありますが、カウンセラーの技量や専門知識の有無はまちまちです。申込みをする本人がカウンセラーの技量を見極められる事はありません。カウンセラーの技量が分かるなら、インナーチャイルドの癒しは、自分自身で出来る筈です。自分も潜在意識やインナーチャイルドの知識がない場合は、カウンセリングのメニューを見ても妥当かどうかの評価が出来ないという事です。
また、カウンセラーは、資格が必要な職業ではありませんので、本を1、2冊読んだだけの人がカウンセラーを名乗っている場合もあります。素人同然のカウンセラーのカウンセリングを受けて、インナーチャイルドの傷が癒えると考えるのはムリがあります。
インナーチャイルドの癒しは、アファメーション等の潜在意識を活用する方法を選べば、自分で出来ます。インナーチャイルドは、自分の心の問題なので、少しずつ知識を増やしながら、潜在意識のワークをするのが良いと思います。
インナーチャイルドの癒しにお金を掛ける必要は無い
インナーチャイルドを癒すカウンセリングは、決して安い料金ではありません。2~3時間程度で3~5万円程するものもあります。強気のカウンセラーが実施しているものでは、1時間で10万円以上するカウンセリングもあります。
お金を掛けた以上に効果があるなら良いですが、通常は、自宅でこういう事をやってみて下さい、と言われて終わります。よくよく調べてみると、有名な書籍に記載されている方法がそのまま紹介されていただけ、という事もあります。
潜在意識を活用する方法なら、お金を掛けずにインナーチャイルドの癒しが出来ます。カウンセラーが見えてやるようにと勧めるのも、潜在意識を活用したものが殆んどです。
つまり、自分で調べてアファメーション等をすれば、カウンセリングを受けているのと同じだという事です。何を実践したら良いかは、次の章以降で詳しく紹介しています。難しい事は1つもありませんので、まずは、潜在意識を活用した方法をご自身で試してみて下さい。
潜在意識を活用したインナーチャイルドの傷の癒し方5選
潜在意識を活用する傷の癒やし方には、5つの方法があります。ここで紹介する方法は、どれも安全に行う事が出来ます。取り組みやすそうな潜在意識ワークを選び、実際に試してみて下さい。
インナーチャイルドに直接語りかける誘導瞑想
誘導瞑想とは、潜在意識にある過去に形成された記憶にアクセスする瞑想です。通常の瞑想と異なり、1人でやるのは、少し難しいと感じる事もありますが、誘導の音声がweb上にあるので、それを利用するのがオススメです。誘導瞑想をすると、自分が潜在意識レベルでどんな考えをしているのかが分かるようになります。インナーチャイルドが現れて、直接自分に語り掛けてくれる事もあるので、問題の原因が特定出来ない時に役立ちます。
また、誘導瞑想ではなく、一般的な呼吸法を伴う瞑想や慈悲の瞑想も効果があります。左脳による否定的な思考が停止しますので、脳がリラックスして気持ちも落ち着きます。定期的に瞑想をすれば、右脳が活性化して頭が冴える他にも期待出来ます。
瞑想は、心を落ち着かせる効果が非常に高いので、5分~10分で構わないので毎日やるのがオススメです。瞑想を習慣に出来れば、心がネガティブになって苦しむという事が無くなるでしょう。
日常生活における義務感を排除していく
毎日の生活での義務感は、知らず知らずのうちに自己肯定感を下げてしまっています。例えば、仕事に行く際、「仕事に行かなければならない」と思ってしまったり、「片付けをしなければならない」、「子供を迎えに行かなければならない」等、非常に多くの義務感の中で生きている事に気が付きます。
義務感が潜在意識に与える影響は、とても大きいと考えられます。自分の人生を切り開いていく事が出来ず、奴隷のように何かに従って生きていかざるを得ない、という前提になってしまっています。
もし、何かをする際に「しなければならない」と思ってしまったら、「したい」か「すると決めた」のどちらかで言い直すようにして下さい。「食事の支度をしなければならない」と思ってしまったら、「食事の支度をする事に決めた」と変えていきます。
このようにして毎日の生活から義務感を排除していくと、人生に対する向き合い方が完全に主体的になります。自分の意思で生きている実感が湧くようになり、自尊心が低いというインナーチャイルドの傷も癒えていきます。
インナーチャイルドの傷の原因が分からなければ言葉を整える
インナーチャイルドの傷がありそうだと思っても、原因が特定出来ずに対処の仕方が分からないという場合があります。基本的にインナーチャイルドの傷は、潜在意識レベルでの否定的な考えに囚われている状態なので、言葉をポジティブに整えていく事に大きな意味があります。
例えば、何かを切っ掛けに「どうせ私なんて愛される資格がない」と思ってしまったら、「私は、皆から愛される存在だ」と言い換えてしまいます。このような言葉の訂正を習慣にしていると、ポジティブに考える癖が付き、潜在意識にある否定的な考えもポジティブに変わっていきます。
特に自分自身に対する考えが否定的になっていると、自尊心が下がり、結果として人間関係が上手くいかなくなってしまいます。言葉をポジティブに変えていくやり方なら、インナーチャイルドの傷の原因が分からなくても問題ありません。費用が1円も掛からないのも大きなメリットです。今直ぐに出来て、インナーチャイルドも癒されますので、是非試して見て下さい。
自分の能力についての自己評価が低いならセルフトークを整える
仕事等をする際、「私にはムリ。」とか「失敗しそうだ。」思ってしまう場合は、インナーチャイルドに傷がある可能性があります。自分の能力についての自己評価が低い人は、自己効力感が低い状態にあります。何かをしようとする際に「私にはムリだ」と思ってしまうと、もう一度そう言いたくなる現象が起きるのが潜在意識のメカニズムであり、引き寄せの法則です。
自己効力感が低い状態にある時は、ほぼ間違いなくセルフトークがネガティブになっています。逆にセルフトークをポジティブに変えていくと、自己効力感が格段に上がります。仮に幼少期に自分の能力を否定される事を経験したとしても、セルフトークを整えれば、インナーチャイルドの問題は一気に解決します。
セルフトークを整えるやり方は、簡単です。否定的なセルフトークに気が付いたら、潜在意識か脳に向かって言うつもりで、ポジティブな内容に修正して下さい。この作業をすればする程、自信が漲ってきますので、是非、皆さんに取り組んで頂きたいと思います。
アファメーションをしてなりたい自分になる
アファメーションは、アメリカの伝説的なコーチであるルー・タイス氏が考案した潜在意識を書き換える為の技術です。インナーチャイルドの傷を癒すのにも活用出来ますが、さらに、自分が望んでいる現実を手に入れられるのが大きな魅力です。
例えば、インナーチャイルドの傷で自尊心が低く、自分には価値がないと思い込んでいる人がいるとします。この場合、言霊の力を使って「自分には価値がある」と潜在意識に言い聞かせる事も出来ますが、アファメーションは、未来の情景をイメージして行います。具体的には、「私は、何時も人から褒められていて、非常に誇らしい」等です。望む未来の1シーンを考えて、臨場感を持って未来の情動を先取りする為に文を読み上げるのがアファメーションです。
潜在意識の考えを訂正するだけにとどまらず、望む未来を現実にしてしまおうというものです。インナーチャイルドの傷で否定的な感情になってしまった分を取り戻す積もりで、素晴らしい未来についてイメージするのがオススメです。潜在意識を書き換える効果が非常にありますので、是非試してみて下さい。
まとめ
インナーチャイルドの傷の問題は、数十年以上に亘って抱え続けている人がいるのも事実です。しかし、問題が長引く事があるからといって、傷を癒すのが難しいわけではありません。基本的には、潜在意識レベルでの自分の考えを変えれば、問題は無くなります。
例えば、月を見て綺麗だと思わなかった人が綺麗だと思えるようになれば良いという事です。その為の方法として、「月は綺麗だ」と唱えたりするのが潜在意識のワークです。考えを変えるのにカウンセリングは不要です。自力で克服出来ますので、上で紹介した潜在意識によるワークを試してみて下さい。