みなさんこんにちは。今回はマウンティング女子の特徴と対処法をテーマにお話したいと思います。
マウンティングは、人と自分とを比較して、自分が優位に立っている事をアピールする事を言います。付き合う必要の無い人なら放っておけば良いですが、職場にマウンティング女子がいる場合は、そうもいきません。
このページでは、マウンティング女子の深層心理を詳しく解説し、特徴や正しい対処の仕方をご紹介します。
マウンティング女子の切ない深層心理
マウンティング女子に対して、苦手意識や否定的な感情を持つかもしれませんが、その必要はありません。不良少年のように心が苦しいからマウンティングをしているだけです。「何故、そんな事をする必要があるのか?」と考えていくと、マウンティング女子の正体が見えてきます。
マウンティング女子は差別の心に苦しんでいる
マウンティング女子は、苦しんでいます。人と自分とを比較する心、つまり、差別の心です。また、劣等感という言葉がしっくりくるマウンティング女子もいますが、自尊心が低いという意味で同じ問題を抱えています。
私達は、心が健全であれば、何も人と比較して優位である事をアピールする必要はありません。マウンティングをしてしまう女性には、自分が優位である事を示さない事情があり、その事情が劣等感や差別の心だという事です。
人間は、神様ではないので未熟な部分を必ず持っています。仮にマウンティング女子にイライラしてしまう人がいるとしたら、その人も同じ問題を抱えている可能性があります。
マウンティング女子に対して、「まあ、良いじゃない!」と流せる人がいますので、イライラしてしまうなら、より魅力的な考え方をする為のチャンスだと捉えましょう。少なくとも、マウンティング女子よりも圧倒的な人間力を身に付ければ、問題が気にならなくなるはずです。
対抗意識を持つと症状が酷くなる
仮にマウンティング女子に「あなたの旦那さん、性格は良いの?」と言われたとしても、「うち旦那は禿げてませんから!」などと対抗してはいけません。
マウンティング女子は、無意識に「自分は劣っている」という考えに苦しんでいるから、人の旦那を貶して「あなたは、もっと劣っている」と言ってくるのです。マウンティング女子に対抗してしまうと、その苦しみが大きくなり、症状であるマウンティングもエスカレートしてしまいます。
また、マウンティング女子に対する陰口も言ってはいけません。陰口は、必ず相手の耳に入り、更に自尊心を下げてしまう事になります。マウンティングをしてくる事で腹が立つかもしれませんが、対抗したり陰口を言うと、ブーメランのように自分に返ってきてしまうだけです。
自分の心の健全さを守る為にも、責める心は全て手放すようにして下さい。
残念だけどマウンティング女子は治らない
マウンティング女子を治してあげたいと考える人もいますが、絶対にしてはいけません。
もちろん、相手の為にという優しい気持ちがあるのは素晴らしい事ですが、逆効果になったり、治らないというケースがほとんどだからです。
まず、「あなたは、心の深い部分で苦しんでいるみたいだから」というアプローチをすると、あなたがマウンティング女子だというレッテルを貼られてしまいます。親切なつもりだったとしても、反感を買って、自分が悪者にされてしまうだけです。
また、上司に相談して注意してもらうケースもありますが、差別の心や劣等感は、注意して治るものではありません。本人は、悪い事をしている意識など全くありませんので、酷い扱いを受けたとしか思わないでしょう。
無意識の深い部分にある考え方を変えるのは、簡単ではありません。本人が問題に気付き、自分で直したいと思う時が来るのを優しい気持ちで待ってあげましょう。
マウンティング女子の特徴6つ
マウンティング女子の行動には、幾つかの特徴があります。ここでは、6つの特徴について取り上げ、マウンティング女子の思考パターンを見ていきたいと思います。
弱い振りをしている場合がある
マウンティング女子というと、上から目線で威圧的な態度をとるイメージがありますが、弱いフリをしてくるパターンもあります。弱いフリをすれば何か得をする、と無意識で考えているのかもしれません。
例えば、口癖が「私って気が弱いから」と言いながら、実は、心の中で人を見下していたというような人がいます。
このタイプのマウンティング女子は、自分からマウンティングをしてくる事は少ないです。ですが、仕事の事などで話しをすると、前提が「私の方が優位にある」という考えなので、非常にストレスを感じます。意見の違いがある時は、態度は穏やかだったとしても絶対に自分の意見は曲げません。
また、このタイプのマウンティング女子は、そもそも自分が優位に立たないといけないという考えがある事すら気付いていなかったりします。
自分に厳しく人にも厳しい
マウンティング女子の基本的な特徴は、自分に厳しく人にも厳しい所にあります。自己否定の考えが非常に強いので、学歴や容姿、旦那のスペック等、他人に対しての粗も気が付きやすいのです。
そして、全ての事に於いて義務感で生きているので、自分の基準を満たしていない点を見付けると見下し、自分が基準を満たしていない点で出来ている人を見ると、違う粗を探して溜飲を下げようとしてきます。
分かりやすく言うとマウンティング女子は、完璧主義です。自分は、不完璧だと知っていて不安なので、人に対して粗探しをしたり厳しい評価をして、心を落ち着けようとしているのです。
人は、自分にも人にも優しいか、あるいは、自分にも人にも厳しいかのどちらかです。マウンティング女子をじっくり観察していると、後者である事に気付きます。
人を見下したり悪口を言う事が多い
マウンティング女子には、自分に対してダメ出しをする考えがあるので、常にストレスがある状態です。そして、このストレスを何とかしようとして無意識で行われているのが、人を見下したり悪口を言う行為です。
例えば、自分の事を100点満点で40点だと思っているマウンティング女子にとっては、60点や70点に見える人を無意識で目障りだと考えます。逆に30点や25点に見える人は、マウンティング女子にとっては安心材料になります。
つまり、自分と同じか、自分より良く見える人に対しては、粗探しをして悪口を言い、自分と同じレベルまで引き下げようとします。逆に自分より低く見える人に対しては、見下した態度をとって安心しようとしています。
人に指示されるのを非常に嫌がる
マウンティング女子は、人から指示されて何かをするのを非常に嫌がります。とくに、自分と同等か自分以下だと考える人からの指示は、あからさまに抵抗してきます。また、マウンティング女子が提案した事が反対されると、反対意見が正しいと思ったとしても、自分の立場を優先して徹底抗戦してきます。
これは、人からの指示を聞き入れると、その人の方が立場が上になってしまうという偏見の考えがあるからです。基本的に人と自分との闘いで世の中を見ているので、全体がスムーズになるかどうかという視点がありません。
逆に、マウンティング女子は、人に指示するのが大好きです。仕事では、マウンティング女子に「これをするから、皆に指示しておいて」という方がスムーズになるので、出世してしまう事も少なくありません。
絶対に自分は悪くないという理論武装をしている
マウンティング女子は、議論に負けるという事が大嫌いなので、何を言われても必ず反論出来るように準備をしています。もちろん、準備といっても戦略を練ったりするのではなく、頭の中で「ああ言われたら、こう言い返す」という架空の議論をいつもしているような状態の事です。
また、論理性に欠けるマウンティング女子の場合は、例えば「人の批判ばかりするのは良くない」と言われたら「批判ではなく意見です」というような反射だけをしているケースもあります。
マウンティング女子にとって、議論に負ける事は、自分を更にダメだと認識させられる事なので絶対に受け入れられません。もし、議論に負けてしまったら、相手の粗探しをとことんしてくるので、議論に勝っても良い事はないでしょう。
マウンティング女子と話していると疲れる
マウンティング女子は、人を利用して自分の機嫌を取ろうとしています。
例えば、「Aさんの服装、少し派手過ぎないかしら?」とあなたに話しかけてきたとします。あなたが「そんな事ないですよ。似合ってますよ。」と反対してしまうと、あなたが同意するまでAさんの服装の問題点をあげ続けます。逆に「そうですね、もう少し地味でも良いかも」等と言おうものなら、「あなたも言ってたけど、少し服装が派手じゃない?」とAさんに言われてしまいます。
マウンティング女子は、「私の方がセンスが良い」と思いたいだけです。たった、これだけの事の為にAさんもあなたも巻き込まれてしまい、疲れてしまうのがマウンティング女子の特徴です。
あなたが魅力的になるマウンティング女子の対処法!
マウンティング女子をまともに相手にしてしまうと、あなたの魅力が失われてしまう可能性があります。出来る限り刺激をせず、責める気持ちを持たないで対処するのが基本です。どうしても我慢できない時の大人の戦い方も紹介しますので、参考にしてみて下さい。
出来る限りマウンティング女子は放っておく
マウンティング女子は、悪気があって嫌な事をしてくるわけではありません。本人には、悪気はなく、無意識レベルで差別の心に苦しんでいるだけです。
しかし、マウンティングしてくる人が嫌なタイプである事は確かです。本人に「マウンティングしないで」と言っても効果はないですし、自覚がない以上、本を読んで学ぶ事はないでしょう。
つまり、マウンティング女子は、これからの人間関係で思い知らされるまでは、自分の問題に気が付かないという事です。気が付くのが1年先か5年先かは分かりませんが、その日が来るのは間違いないと思います。
その為、こちらとしては、マウンティング女子が早く問題に気付く事を願いながら、放っておくのが親切な対応です。出来るだけ責める気持ちを持たず、相手に悟られないで距離をとる事が出来ればベストでしょう。
マウンティングされてもスルーが基本だけど怒るのもOK!
マウンティングをされて、相手と同じ立場で議論をするのはスマートではありません。基本的には、何を言われても気にしないのが一番です。
しかし、たまに度を超えたマウンティング女子にも人生で出くわす事があります。そういった時は、頭に来る前に「そういう言い方されると傷付くんですけど!」とか「嫌な言い方をしないで下さい!」と言うようにします。
ポイントは、頭に来る前に切れたフリをする事と、議論をマウンティング女子の言い方や態度に変える事です。頭に来てから切れたのでは、心も乱れてしまいますし、魅力的ではありません。舐められそうだと感じたら、頭に来る前にスマートに切れてしまいましょう。
マウンティング女子に頭に来たら自分の問題だと捉えるようにする
もし、マウンティングされて頭に来てしまったら、出来るだけ態度に出さないようにして下さい。マウンティング女子と闘うのは得策ではありませんので、後から自分の問題として考えるようにします。
例えば、見下されるという態度に腹を立ててしまった時は、自尊心が下がっている可能性があります。プロのスポーツ選手や国会議員等は、国民から「馬鹿だ!」と言われてもいちいち腹を立てる事はありません。あなたが自尊心をうんと上げてしまえば、マウンティング女子の態度が問題ではなくなるという意味です。
マウンティング女子にいくら言い返したり文句を言っても、あなたが魅力的になる事はありません。腹を立てた事を機会に自尊心を上げる努力をすれば、問題がなくなり、より魅力的な自分に成長出来ます。
些細な事でもマウンティング女子を褒める
マウンティング女子は、心が満たされていない状態の人です。嫌な人なんだ、ではなく、心が辛い人だという視点で見れば、少しは優しい気持ちで対応出来ます。
マウンティング女子がしているのは、褒められる努力です。褒める人と褒められる人がいたら、必ず褒める人が上の人です。つまり、あなたがマウンティング女子の良い所を見付けて褒める努力をすれば、絶対にマウンティング女子が敵わない程、あなたが成長出来るという事です。職場全体で褒める努力をすれば、そもそもマウンティングをする必要も無くなります。
人間は、褒められる努力をすると、必ず不幸になると言われています。マウンティング女子も褒める努力をする仲間にしてしまえば、心の問題も解決してくるはずです。
絶対にマウンティング女子の悪口には乗らない
マウンティング女子が誰かの悪口を言い、同意を求めてきても、絶対に一緒になって悪口を言ってはいけません。仮に、一緒に悪口を言わない事が原因で職場で孤立してしまうようなら、転職を考えても良い位です。
人が誰かの悪口を言うと、もう一度、悪口を言いたくなるような現象が起きて、運勢が悪くなってしまいます。悪口を言っている人間に魅力はありませんので、あなたの魅力も失われてしまいます。更に、あなたが原因で悪口を言われた人の心が傷ついてしまいます。
もし、マウンティング女子が悪口を誘って来たら、毅然とした態度で「そういう事は、言わない方が良いですよ」と言うのが理想です。もし、言えないようでしたら、「何で、そんな事を言うんですか?」と尋ねるのでも良いと思います。
最後の手段はマウンティング女子の正体を明かしてしまう
マウンティング女子の正体は、差別の心と劣等感の考えです。もし、どうしても対応しきれない人が現れたら、マウンティング女子の正体を明かす方向に話しを持って行きましょう。
こういうタイプの人は、自分の正体が明らかにされる事を何よりも恐れています。もちろん、差別とか劣等感とか確信をつくような事を言う必要はありませんし、してはいけません。あくまでも「いい加減にしないと、正体明かしますよ?」というスタンスでやるのが良いでしょう。
やり方は、相手の前提を差別や劣等感にするのが良いと思います。
人を見下すタイプなら「もっと自身を持って下さい。そんな事する必要なくなりますから!」とか、悪口を言うタイプなら「人と自分を比べているんですか?やめましょうよ!」等です。それでも、やめないようならマウンティングと関係の無い時に差別や劣等感を話題にしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
マウンティング女子に対して、嫌悪感や怒りを感じてしまうのは、相手を大きく見過ぎているのが原因と言う事もあります。相手は、心の問題で苦しんでいるだけですので、まずは、その事を理解してあげるのが大切だと思います。
また、自分の心が乱れるのは、あくまでも自分の問題です。職場でマウンティングされる毎に1万円の小遣いが貰えるなら、喜んでマウンティングしてくれとなると思います。マウンティングされて腹が立つのは、マウンティングされたからではなく、捉え方が間違っている可能性があるという事も意識して見ると良いと思います。