みなさんこんにちは。今回はマーフィーの法則で仕事やお金の流れを良くする方法をテーマにお話したいと思います。
マーフィーの法則は、潜在意識を確実に書き換える為のテクニックです。仕事やお金だけでなく、健康や美容、恋愛にも活用出来ます。
マーフィーの法則を使う上でのポイントは、無限の知性や力を持っている偉大な存在が私達一人ひとりの内にある事を理解する事です。宗教では遥か彼方先の存在である神に対して祈りますが、マーフィーの法則では、自分の内なる存在に委ねるという事をします。最初は、内なる存在について信じられないかもしれませんが、潜在意識の無限の可能性という見方をすれば、理解出来るでしょう。
マーフィーの法則で豊かになる!潜在意識を書き換える5つの方法
マーフィーの法則で潜在意識を書き換えれば、豊かになる事は可能です。ただし、きちんと潜在意識を書き換えるには、幾つかのポイントがあります。ジョセフ・マーフィー氏が推奨するやり方の5つのポイントについて紹介します。
「富、成功」の言霊で潜在意識を書き換える
マーフィーの法則では、お金を引き寄せる為に、まずはじめにお金のメンタルブロックを外す事を推奨しています。お金のメンタルブロックは、お金に関する事の否定的な考えの事です。
例えば、お金について汚いと感じたり、お金持ちを卑しい人だと考えてしまう人は、お金のメンタルブロックがあると考えられます。
お金について否定的な考えがあると、幾ら潜在意識に働き掛けても現実は変わらない場合があります。そのような不都合を避ける為、潜在意識に働き掛けて、お金に対する捉え方を修正します。
具体的には、ジョセフ・マーフィー氏は、「富、成功」という言葉を繰り返し唱えるように勧めています。この言葉を繰り返し唱えていると、心に富裕感が湧き上がり、その感覚が更に大きな富を引き寄せるとしています。
もし、「富、成功」と唱えても富裕感や豊かさを感じられないなら、「豊かだ」を唱えるのも良いでしょう。繰り返し豊かだと唱えていると、ごく当たり前の豊かさに気付けるようになります。この些細な豊かさに対する感度のようなものが富裕感の大きさを決めるポイントになります。後で富裕感を育てるワークについても紹介しますが、まずは、「富、成功」や「豊かだ」の言葉を心の抵抗が無くなる迄唱えてみて下さい。
祈りの文で潜在意識を書き換えてお金を引き寄せる
マーフィーの法則では、潜在意識を書き換える為に祈りの文を作ります。健康や仕事、恋愛とは異なり、お金に関する祈りの文は、少し注意する点があります。
例えば今経済的に苦しいのに「私はお金持ちです」と唱えると、心の中で葛藤が起きたり、嘘を吐いていると感じる事があるでしょう。現状お金に困っている場合、「お金持ちである」という理想と「お金に困っている」という臨場感を伴った想像なら、後者のほうが勝ってしまうのです。
また、「お金持ちです」という表現よりも、「預金が1,000万円ある」の方が具体的で明確にイメージ出来ます。「現金で札束を1,000万円手に持っている」というと、よりイメージし易くなります。
このように心の葛藤が起きず、明確にイメージし易い文を考えるのがマーフィーの法則のポイントです。ジョセフ・マーフィー氏は、「私は、あらゆる分野で常に繁栄させられようとしている」や「売上が毎日良くなってきている」を唱えるように勧めているそうです。
もし、お金についての祈りの文で臨場感が持てないなら、お金が無ければ絶対に出来ない願望を潜在意識に送るのもいいでしょう。例えば、高級車に乗っているとか、高価なアクセサリーを身に付けている等です。ワクワクした感情と感謝の気持ちが現実を作るので、色々と文を考えて試してみて下さい。
他人の豊かさを祈る事で自分も豊かになる
マーフィーの法則に於ける祈りでは、願望が叶ったと確信する事が重要なポイントです。ところがお金に関する問題については、臨場感を持ってイメージ出来ない事が多いのです。
そこで、ジョセフ・マーフィー氏は、他人の豊かさを祈る事を推奨しています。「自分が豊かになりたいのに」と思う人もいますが、潜在意識的には、他人の豊かさを祈る事で自分が豊かになるのです。脳は、言葉を大脳でイメージとして処理していますので、主語が誰かという事は判断しないのです。
逆に自分だけが豊かになれば良いと考えて、他人は、失敗しろ等と考えていると、その言葉によって自分が貧しくなったりするのです。
経済的な豊かさを手に入れる為には、心を豊かにする事も必要だと思います。自分だけでなく、他人が豊かになる事も心から喜べるようになれば、物心共に豊かな現実が手に入るという事です。
マーフィーの法則を使って他人の祈りをする事も出来ますが、仏教で行われている慈悲の瞑想に取り組むのが効果的でしょう。
豊かさを見つけて潜在意識レベルで富裕感を育てる
マーフィーの法則では、潜在意識には複利のような働きがあるという考え方をしています。お金に関する事であれば、富裕感がある人は更に大きな富を招く事になり、逆に欠乏感を感じている人は更に大きな困難が引き寄せられるという意味です。
マーフィーの法則で確実にお金を引き寄せたいなら、祈りとは別に富裕感を育てるワークをしてみましょう。具体的なワークでは、豊かさに特化した感謝ノートを作るのが効果的です。
例えば、通常の感謝ノートなら「ご飯が食べられて有り難い」と書きますが、富裕感を育てる場合は「ご飯が食べられるので豊かだ」となります。文の最後を「豊かです。有り難う御座います」で締め括るのもおすすめです。
豊かさの感謝ノートは、1ヵ月も続けていると、豊かさを見付けるのが癖のようになってきます。そして、ごく些細な事に迄、豊かさを感じられて喜べるようになります。この心の状態が富裕感がある状態です。
毎日10分~15分程度の時間で出来ますので、本気でお金持ちになりたいなら、是非取り組んでみて下さい。感謝ノートのワークだけでも非常に強力な効果があるので、全ての方にオススメです。
否定的な言葉で言い切らないように注意する
ジョセフ・マーフィー氏は、豊かになる為には、否定的な言葉で言い切らないように注意する事も大切だと教えています。
否定的な言葉に気を付けるのは、潜在意識に悪い影響があるからです。否定的な言葉は、潜在意識に非常に悪い影響を与えますし、否定的な現実を引き寄せるきっかけにもなります。
否定的な言葉に気が付いたら、必ずその都度訂正をするようにしましょう。例えば、「お金が無い」と言ってしまったら、「いや、お金はある筈だ」と付け加えたり、「お金が無いというのはウソ!」と言い変えるのがオススメです。
アファメーションを唱えるときも、同様に否定形では作らないように気をつけます。「私は貧乏ではない」というように唱えると、貧乏という言葉のネガティブなイメージが脳に生まれてしまうので、「私は豊かだ」と言い換えたほうが効果的なのです。
マーフィーの法則を仕事に活かす!潜在意識を書き換える5つの方法
マーフィーの法則で潜在意識を書き換えれば、仕事で大成功を収める事も可能です。職場での人間関係を改善させたり、発生したトラブルを解決するのにも役立ちます。マーフィーの法則の仕事での活用の仕方は、5つありますので、順番に見ていきましょう。
人類に貢献する仕事をしていると確信する
マーフィーの法則を活用して仕事で成功する為には、自分の内にある無限の知性を活用して人類に貢献出来るかどうか、という視点で仕事を選ぶ事が大切です。僅かな給料の差で就職や転職をする人も多いかもしれませんが、視点を変えて仕事を考えてみるのもいいでしょう。
もし、まだやりたい仕事が見つかっていないなら、「無限の知性は、人生に於ける私の真の地位を示してくれます」という祈りを唱えて、潜在意識からの応答を待ちます。潜在意識からの応答は、何かに夢中になっている時に閃きという形で現れる事が多くなります。
やりたい仕事が見つかったら、仕事に真剣に取り組むのは勿論ですが、優れた技術を身に付けたり深い知識を習得したりして、しっかりと専門性を身に付けましょう。
ジョセフ・マーフィー氏は、自分の行う仕事が人類に貢献するものだと確信しなさいと言っています。高い理想や志を持っているか否かで、仕事で成功するかどうかが決まるとしています。
仕事のトラブルを潜在意識の力で解決する
仕事でトラブルが発生しても、マーフィーの法則で潜在意識を書き換えれば、問題が直ぐに解決します。ジョセフ・マーフィー氏は、仕事の問題が生じた時には、以下の5つのステップで解決できると教えています。
まず、潜在意識の奥にある無限の知性からの導きを受ける為、心を静めて体をリラックスさせます。仕事の問題で緊張してしまう場合は、体にリラックスするよう命じると落ち着きが得られます。
そして、体が落ち着いたら、仕事のトラブルが解決した時の喜んでいる様子を想像します。軽く目を閉じて、今解決出来たかのように想像するのがポイントです。嬉しい気持ちが感じられたら、暫くくつろいだ状態で喜びの気分に浸ります。
そして、嬉しい気持ちに浸りながら、寝てしまうのがマーフィーの法則のやり方です。この段階で潜在意識の書き換えは、概ね完了している筈です。後は、仕事や掃除等別の事を一生懸命やっていると、潜在意識からの応答が得られます。
仕事のトラブルを解決する際のマーフィーの法則のポイントは、潜在意識に問題を引き渡す際、既に解決の為の答えを得たと確信する事です。潜在意識の奥にある無限の知性の可能性について、信頼しなさいという事です。
潜在意識へ働きかけて職場での人間関係を良好に保つ
マーフィーの法則では、職場での人間関係を良好に保つには、絶対に相手を変えようとしてはいけないと教えています。
相手を変えようとする行為は、相手の誇りと自尊心を破壊してしまい、潜在意識レベルでの反抗心を植え付けてしまうだけです。ジョセフ・マーフィー氏は、相手を変えようとする心について、悲惨を捜しているようなものだと説明しています。夫婦関係でもそうですが、相手を尊重して感謝する事が大切なのでしょう。
尚、職場内で人間関係のトラブルが生じてしまった場合は、潜在意識からの導きに従いなさいと言っています。まず、人間関係のトラブルを解決する答えが必ずあると確信し、無限の知性に導きを求めるつもりで解決したシーンをイメージするのです。
心穏やかにしている時に閃きで語り掛けてくれたり、気付きを与えてくれたりと潜在意識からの応答があるはずです。その導きに従って行動すれば、人間関係の問題は解決します。
潜在意識への働きかけでは、解決の答えが得られたと確信する事が非常に大切です。確信というのは、トラブルが起きている現実ではなく、解決したという心の中の考えに臨場感を置くという意味です。解決出来て良かった、有り難いという気持ちを持つと、確信出来た状態になります。
イメージングを続けて仕事での目標を達成する
マーフィーの法則では、仕事の目標達成をするのに、次の手順を取るように勧めています。
まず、仕事で目標を決めたら、まずは、目標をしっかりと確認します。
目標の確認が出来たら、目標の達成をしたら、どんな素晴らしい現実になるのかを考えます。職場の上司に褒められたとか、給料が増えて旦那さんに褒められているシーン等です。
そして、嬉しいとか有り難いという感情を持ちつつ、無限の知性に対して解決策を求め、「今、願いが叶った」という確信を持つ迄イメージし続けます。この、願いが叶ったという確信を持ったタイミングで潜在意識が書き変わっています。早ければ30分位で確信を持てますが、確信を持てなければ、何日か掛けてイメージングを行います。
ポイントとしては、確信を持たないといけないと力むのではなく、楽しい未来を想像して楽しむようにやる事です。ジョセフ・マーフィー氏は、逆努力の法則と名付け、努力をしてしまうと上手くいかないと説明しています。
イメージングに慣れる迄に少し時間が掛かる場合もありますが、想像力が身に付けば、あらゆる願望が叶うようになりますので、トレーニングのつもりで取り組んでみると良いと思います。
嫉妬はNG!職場の同僚の繁栄を常に願う
マーフィーの法則では、嫉妬心は、全てを失う原因になってしまう心だと教えています。例えば、職場の同僚の出世を妬んでしまうと、成功を全否定する考えを無限の知性に送ってしまう事になります。
職場によっては、従業員同士が足の引っ張り合いをしている状況になっている事もありますが、みっともない状況だと言わざるを得ません。そのような職場に居る場合は、少なくとも自分は、他人の足を引っ張るような言動をしない事が大切です。
ジョセフ・マーフィー氏は、常に他人の繁栄と成功を喜びなさいと教えています。自分の部下や同じ立場の同僚、上司の昇進や昇給を喜べるか、今一度考えてみましょう。
もし、「後輩が昇進してしまったら困る」とか「あんな上司がもっと昇進するなんて許せない」なんて思ってしまうようなら、祈りをして、新しい考えで潜在意識を書き換える必要があります。
他人の足を引っ張る考えがあると、類は友を呼ぶの法則であなたの足を引っ張る人が周囲に現れます。ジーグムント・フロイトも「愛なき人格は、病んで死ぬ」と言っていますので、心を豊かにする事も仕事での成功に必要です。
まとめ
マーフィーの法則を活用し、潜在意識を効果的に書き換えれば、仕事やお金の流れを良くする事も可能です。ただし、書籍では潜在意識の定義が曖昧となっている場合があり、少し理解しにくい部分もあります。本を購入して潜在意識について学ぶのも良いですが、まずは上で紹介したワークを実践してみる事をオススメします。自分がどんな未来を引き寄せたいのかをしっかりと考え、細かい描写迄イメージ出来るようになれば、マーフィーの法則を使った祈りの文も作れるようになるでしょう。