みなさんこんにちは。
今回はセミリタイアをする為に必要な資産をテーマにお話したいと思います。
セミリタイアは、アーリーリタイアと同じ意味で使われている事がありますが、厳密には仕事を完全には辞めない状態でのリタイアの事です。アーリーリタイアは、40代や50代等の早いタイミングでリタイアする事を意味します。
ここではざっくりとセミリタイアの意味をアーリーリタイアとして用い、必要となる条件等について紹介していきます。
Contents
セミリタイアする為の4つの条件
セミリタイアをするには、資産や不労所得等について4つの条件を満たしている必要があります。資産については、何歳でセミリタイアするかにより条件が異なりますので、その考え方についても紹介したいと思います。
最低でも1億円以上の資産を持っている
セミリタイアをするには、リタイア後の生活費が用意出来ていないといけません。例えば、40歳でセミリタイアをして90歳迄毎月25万円の生活費で生活すると仮定すると、合計で1億5,000万円の生活費が掛かります。25万円の生活費では不十分で、毎月50万円を使いたいなら倍の3億円が必要になるという事です。
しかし、現実的に考えると、これだけの大金を用意するのは非常に難易度が高い事です。もし資産を1億5,000万円貯められたとしても、収入が全くなければ、資産の目減りに耐える人生となってしまいます。思っていたよりも長生きをしたり、病気や事故で資産が減ったりする可能性も考えると、幾らまとまった資産を用意していても毎月ぎりぎりの生活しか出来なくなるでしょう。
その為、ある程度のお金が貯まったら、そのお金を投資して不労所得が得られる資産に変える事が重要です。
給与所得以外の不労所得がある
セミリタイアをする為に少なくとも1億円の資産を貯めないといけないと説明しましたが、サラリーマンのお給料だけでは、実現するのは不可能です。
例えば、年収1,000万円のサラリーマンだったとしても、手取りにすると700万円程の収入です。この中から毎年500万円の貯金をしたとしても、1億円貯まる迄に20年の期間を要してしまうのです。実際には、年収が1,000万円未満のケースが多いと思いますので、定年前までに給与所得だけで1億円を貯めるとなると非常に厳しい事が分かるでしょう。
セミリタイアをして自由を手に入れたいなら、少なくとも副業の収入が無いと実現出来ません。副業や起業をして自分で稼ぐ場合は、収入の上限が無くなります。努力をした分だけ稼ぐ事が出来、不労所得のような収入を増やしていく事も出来るので、セミリタイアの条件も整います。不労所得には、定番の不動産の賃貸物件や株式投資意外にも、アフィリエイトやYouTube等がありますが、いずれもリスクの分散をして収益を安定化させる事が大切です。
毎月1万円の不労所得でもそれが10年続くなら120万円の貯金と同じ価値、毎月50万円の不労所得を作り50年継続するように管理をすれば、3億円があるのと同じ事です。不労所得だけで生活費を工面して、預貯金はいざという時の為に残しておくように出来れば理想的でしょう。
ビジネスや投資に関する勉強を継続している
セミリタイアを実現するには、ビジネスや投資に関する勉強をする事も必要です。ビジネスの勉強は、これからやろうとしている副業に関する事が中心です。書籍を購入して勉強する事も出来ますが、ビジネスの仲間を見つけたい時はセミナーに参加したりすると良いでしょう。
ある程度の資金が貯まってきたら運用をしていきますので、投資についての知識も増やしておく必要があります。株式や不動産、FX等、一通りの投資についての基本や投資全般のマインドの保ち方や基本的な考え方を理解しておくと安心です。
ネットの情報を参考に勉強を進めても良いですが、数多くの書籍を読み込むとより理解が深まります。数多くの本を読み込むほど、しっかりとビジネスの本質を掴み、投資のチャンスを物に出来るようになるでしょう。
勉強については、ここ迄やれば良いという基準はありません。人生を充実させる為と考えて、勉強し続ける姿勢が大切です。
潜在意識を活用出来ている
セミリタイアを実現するには、潜在意識を活用出来る事も重要です。潜在意識を活用せずに1億円近くの資産を貯められる人もいますが、通常はセルフイメージを超えている額であるはずです。
潜在意識的には、預貯金や年収等についてのコンフォートゾーンから離れると、ホメオスタシスといって現状維持を守ろうとする力が働きます。例えば、300万円の貯金があるというのがコンフォートゾーンになっていると、貯金が300万円を超えた時に無意識でムダ遣いをしてしまうという事があります。年収についても、セルフイメージ通りの収入を実現しようとするので、潜在意識を書き換えなければ、予定通りに資産を構築したり、不労所得を増やしていく事が出来ません。
逆に、潜在意識にあるセルフイメージさえ書き換えてしまえば、オートパイロット機能で自動的に新しいコンフォートゾーンに現実が向かいます。資産が1億円あるのが当たり前だというセルフイメージになれば、現状に対して強い不満を感じ、無意識レベルで不満を解消しようとしだします。
セミリタイアをするには、潜在意識を味方に付ける事が非常に重要です。アファメーション等の潜在意識ワークをするようにして、思い通りに潜在意識を書き換えられるようにトレーニングもしましょう。
潜在意識の意味についても、著者によって若干違っている場合もありますので、最初は潜在意識で願望が実現するメカニズムも分かりにくいかもしれません。しかし、理解出来ればその力についても信じられます。
潜在意識を活用してセミリタイアをする迄の6ステップ
次に、潜在意識を活用してセミリタイアをする迄の流れについて紹介します。違うやり方でセミリタイアを現実にする事も出来ますが、夢の実現方法が分からない方は、潜在意識を活用するやり方が一番の近道になるはずです。
セミリタイア出来るゴールの状態を明確にしておく
まず最初に、セミリタイアをするタイミングでの資産や不労所得等の状態を明確にします。これを全てクリアしたらセミリタイアをする、という基準を明確にしておかないと、「もう少し準備が出来たら」といって何時迄もセミリタイアに踏み切れなくなります。
まず資産については、金融資産(資金)や不動産資産、ブログやYouTubeチャンネル等の情報資産等幾つかの種類に分けられます。それぞれの資産について、銀行預金が1億円、家賃収入が月100万円、ブログのPV数が月間30万等、具体的にどんな状態になっているのかを決めていきます。得られる不労所得にどの程度の安定性が期待出来るのかも考えておきましょう。
セミリタイアが出来る状態が明確になったら、それを達成したシーンを思い描き、セミリタイアをする決断を想像上でしてみて下さい。もし、銀行預金が1億円では少な過ぎるとか、不労所得がもう少しあった方が安全だと思うなら、条件を変えるようにします。問題なくセミリタイアに踏み切れるようなら、その基準達成を目的に行動を開始します。
また、セミリタイアの決断をするタイミングのシーンを短い文に纏めてアファメーションにするのもオススメです。臨場感を持ってイメージしやすいので、潜在意識がスムーズに書き換わるはずです。
動機付けワークで潜在意識にセミリタイアすると書き換える
アファメーションだけでも潜在意識を書き換える事は可能ですが、動機付けワークを行い動機について考えていくとより効果的です。
これは、ノートを用意してセミリタイアしなければならない理由を思いつく限り書き続けていくワークです。一般には、動機を2,000個ノートに書き出す事が出来たら、潜在意識が書き換わり必ず願望が実現すると言われています。ただし、2,000個の動機を書き切る事が出来るのは、100人に1人位しかいません。動機付けワークをする際は、2,000個の動機を書けなくても気にする必要はありません。300~500個位でも潜在意識の書き換えが出来る場合もありますし、2,000個書けなければ願望が実現しないわけでもありません。
なお、この動機付けワークをする時は、楽しい気持ちでやるのがポイントです。セミリタイアしたら、こんな良い事があるというつもりで楽しみながらやるようにしましょう。
このワークをしている途中で潜在意識が書き換わると、脳の感覚で書き換えられた事が分かります。その時点で動機を書くのを中断しても良いですし、最後迄頑張って動機を考えていくのでも問題ないでしょう。
資産構築をする手段を決める
セミリタイアをするにあたって、どのような資産を構築するかを考えましょう。ここでコーチ業等の商品を自分で考える事も出来ますが、難易度が高い場合が多いので気を付ける必要があります。
ブログについては、どんな手段で資産構築をする場合でも始めてみる事をオススメします。「不動産投資でセミリタイア」や「アフィリエイトでセミリタイア」「YouTuberでセミリタイア」等、どんな組み合わせでもセミリタイアをする方法を人に教えられます。セミリタイア後は、人のセミリタイアを支援する仕事をしていけば、資産の目減りを最小限に抑えられるでしょう。
資産を構築する手段については、複数に分散する事も可能です。例えばアフィリエイトを始めるのなら、「どのようにしてアフィリエイトを始めるか?」を教えるYouTubeチャンネルを開設するという方法もあります。更に、ブログでアフィリエイト初心者向けにサポートをしたり、将来的にマニュアルを販売したり出来る場合もあります。
実際にどんな収益の上げ方があるかは作業を進めていくうちに気が付きます。これから始めるという段階では、ざっくりとした方針だけを決めるのでも問題ありません。
小さな目標となる道標を決める
セミリタイアをする為には、資産1億円以上を貯める等、大きな目標を目指す必要があります。この際、最終的なゴールは遠過ぎて実感が湧かない人も多いと思います。
このような時は、最終目標に到達する為の道標を決めて、小さな目標を達成しながらゴールを目指すと良いでしょう。
例えば、預貯金の額や収入なら、2倍~3倍位がイメージしやすくなります。最終的に1億円を貯めるとして、最初の小さな目標は10万円、次は30万円とし、100万円、300万円、1,000万円と3倍程度増やしていき、最終的に1億円を目指すようにします。収入についても同様のやり方で出来ますが、道標となる小さな目標を声に出して読み、ワクワクする金額を道標にすると良いと思います。
また、最終的な大きな目標に向かって進む方が良いという方は、それで問題ありません。途中で小さな目標を設定したり、変更したりしても大丈夫です。大切なのは、最終目標や小さな目標を見たり読んだ時にワクワク出来るかという点です。自分の気持ちのテンションが上がり、やる気が出る目標を決めて、それに向かって突き進んで行くようにしましょう。
今出来そうな事を全て紙に書き出して全部やる
道標となる小さな目標が決まったら、そこに到達する為に「今出来そうな事」を考えて、全て紙に書き出すという作業をして下さい。現時点では、最終的な資産1億円等の到達の仕方が分からなくても一向に構いません。
例えば、最初の小さな小目標を「資産10万円」にすれば、ここに至る為に出来そうな事は、幾らでも思いつくはずです。その後、10万円の小目標を達成出来たら「資産30万円」の小目標の達成の仕方が見えてきます。30万円を貯める事が出来れば、100万円の資産という目標もイメージ出来ます。
何も行動していない段階では、100万円を貯めるというイメージも出来ないかもしれませんが、少しずつ高いレベルの目標に近づくにつれて見えるようになってきます。最終的には、1億円~数億円を貯めるという事ですが、やるべき事は、その時々で考えられる「今出来そうな事」を全て実行に移すというものです。
私達の潜在意識には、途轍もない未来を創造する力があります。潜在意識の無限の知性とも呼べるべき力を信じ、最終目標に向かって行動し続ければ、必ずセミリタイア出来る日が訪れます。
脱サラは出来るだけ早いタイミングで決断する
最初は、セミリタイアに向けて副業という形で始める人もいると思います。しかし、ある程度の不労所得や資産が増えてきたら、脱サラを決意しましょう。脱サラをするタイミングに決まりはありませんが、安定した収入が得られるようになってきたら、出来るだけ早い時期に個人事業主になる事をオススメします。
脱サラを早くした方が良い理由は、時期が遅くなる程潜在意識レベルで自分の力を信じられていない証拠になるからです。逆に、特に準備が出来ているわけではなくサラリーマンをスパッと辞めてしまう人は、自己の能力に対する評価が非常に高いと言えます。
また、セミリタイアをする為の不労所得を増やしたり、資産を構築する為の行動に時間を掛けられます。サラリーマンを辞める時期が遅くなる程、セミリタイアが出来る日の到来も遅くなってしまいます。
もし、脱サラをする決断が出来ないと思われるような人は、最初からサラリーマンを辞める時期を決めておくのがオススメです。しっかりと時間を掛けて、大丈夫だと判断したタイミングになるはずなので、決断に要する勇気が小さくても大丈夫です。
まとめ
セミリタイアをするには幾つかの条件をクリアする必要がありますが、潜在意識を活用すれば決して不可能な事ではありません。私達の潜在意識は、病気を治したり、心臓や肺等の臓器を動かしたりする等、無限の知性があると言われています。
潜在意識について信じられなければ、人間の脳の働きを信じると良いと思います。自分には出来そうに無い事でも、潜在意識や脳なら私達に代わってやってくれる、という感覚でいると目標達成を信じやすくなりますよ。