募金活動

情報商材と詐欺

【〜ちゃんを救う会は嘘?】実際にあった死ぬ死ぬ詐欺の手口を暴露!

みなさんこんにちは。今回は死ぬ死ぬ詐欺についてお話したいと思います。

街中で募金活動を行っている人達を見かける事があります。発展途上国の国名を出しながら小学校を作る為の資金を集めたい、補助犬の為の募金集め等、手口は様々です。その中には〜ちゃんを救う会と名乗り、高額な手術代を集める為の募金活動もあります。

まだ幼い子供を救う為に助けてあげたくなってしまいますが、これらは詐欺である場合も多いのです。
今回は、死ぬ死ぬ詐欺の手口について解説し、実際にあった体験談をご紹介いたします。

詳細な説明のない「〜ちゃんを救う会」は怪しい

車椅子

以前は、テレビ番組等を通して高額な手術代を募る人々がちらほら見られました。中には本当に幼い子供を救う為に行っている募金もあるでしょう。しかし、多額の金額を目標に設定している傾向にある為、なんだか怪しく感じてしまうのも事実です。

実際には、一時期、手術代が高額だったのも事実です。現在、国外から臓器移植の手術を受け入れているのはアメリカだけだとされています。これは、2008年に行われた国際移植学会で、臓器移植を行う際は自国内で完結するべき、と結論がなされた為です。これを受けて、アメリカ以外の国は外国からの移植患者の受け入れをやめました。

アメリカしか選択肢がなくなってしまった為、アメリカでの手術費用が高額になってしまっているのです。かつては数千万円で出来た手術も、現在のアメリカでは数億かかるとされています。

ここに、見破る方法があります。まず、現在では出来るだけ国内で移植を完結させる事を推奨している為、わざわざアメリカに渡ってまで高額の手術をする必要がない場合もあります。「アメリカでないと手術できないから高額な手術費用が必要」と言われたら、まず、どんな状態で、本当にアメリカでないと手術できないのか、調べる必要があります。

「根拠もなく非常に高額な手術代を募ろうとしている」「ただ命を救いたいという言葉だけで募金を求めてくる」のは非常に怪しいです。しっかりと行われている募金は、集めたお金がどの様に動いてどの様な手術を受ける事が出来る様になるのか明確に説明しています。

善意で募金をしたものの明らかな怪しさに気づいて詐欺を暴いたT.Rさん

募金する人

T.Rさんは、関東南部に在住の20代男性です。朝、通勤の際に駅前で募金活動を見かけた為、善意を込めて募金をしました。

「私が現在勤めている会社は、自宅の最寄り駅から電車で30分程の距離にあります。10時出社の為、普段は9時過ぎ頃に電車に乗れる様にしています。あれは確か、花見のシーズンが落ち着いた4月の後半の事でした。いつもの様に出社しようと駅前まで来たところ、募金活動を行っている女性を見かけました。見た感じ40代くらいで、4歳を迎える子供が難病を患ってしまい手術の為に募金を求めているとの事でした」

今回の一件を迎えるまで、T.Rさんは困っている人がいたら直ぐにでも手を差し伸べされる優しい方だったそうです。

「私は、昔から困っている人がいたら、例え知らない人でも声をかけてしまう性分でした。大学の入学に合わせて地方から現在の住まいに引越してきていたのですが、地元にいた頃はそれが当たり前だったんです。だから、駅前で募金活動を見かけた時は、何とか自分も力になれないかと思いました。高額な手術をする為の募金活動だなんて、地元では見た事もありませんでしたし…」

難病である子供の母親だと思われる女性にT.Rさんは声をかけました。

「特別何か思っていたわけではなかったのですが、何か力になれないかと思い声をかけました。お子さんの具合とか、力になる為に自分は何が出来るのかとか、色々と聞き出そうと思ったんです。募金活動をしていた女性がお子さんの母親だと思い、話しかけました。その時の印象としては、声をかけられた事が意外だったのか最初は驚いた様に見えましたが、話をしていく内にとても困っている事が伝わってきたんです」

そこで、T.Rさんは大胆にも1万円募金します。

「本当はもっと大きなお金を渡したかったのですが、持ち合わせが足りず…。彼女曰く、4月中はまだ募金活動を続けるとの事だったので、次に立ち寄る機会にお金を持ってくると約束しました。お子さんはまもなく4歳を迎えるらしいのですが、このままでは難しいかもしないとの事…。そう話してくれた女性が顔を伏せたのを見て、私は絶対に助けてあげたいと決意しました」

翌週、同じ様に駅前で女性を見かけたT.Rさんは、この為に用意してきたお金を募金として差し出します。

「手術代は、全部で8,000万円だと聞いていました。T.Rさんはシングルマザーである為、何とか貯金や借金等で払おうとしたものの、流石に限界を感じたそうです。どこまで力になれるかわからないけど、今の自分が出来る精一杯として10万円を用意して、次に会える機会に備えました」

「初めて話してからおよそ1週間後くらいでしょうか、その母親を駅前で見かける事が出来ました。前回とは違う場所だったので疑問だったのですが、聞いてみたところ、駅員さんから移動させられてしまったとの事。まだ小さいお子さんの為に頑張っている母親に何て冷たいんだと思いました。それから、私は自分が用意していたお金を全て募金として預けたんです。彼女がやや笑顔を見せながら何度も頭を下げていたのを覚えています」

それからさらに1週間後、同じ場所で母親をかたる女性と再会します。

「募金する様になってから、私は少しでも女性の負担を軽減させてあげられないかと思い、早めに家を出て話せる時間を確保しようとしました。実際に会えたのは、私が10万円募金してから更に1週間後です。聞いてみると、パートで働いている関係上、この曜日と日曜日にしか募金活動が出来ないとの事でした。私は1万円を募金し、次の日曜日には自分も手伝うと告げてその日は別れました」

約束した次の日曜日、T.Rさんは同じ場所に向かいましたがその女性はいませんでした。

「同じ場所に行ったのですが会えず、私は慌てました。駅周辺を探したのですが中々見つけられず…。道ゆく人に声をかけて手術代の為に募金活動をしている女性を見かけなかったか聞いたのですが、有力な情報は得られないでいました。落ち込んでいたところ、私と同じくらいの年齢の男性に声をかけられました。身構えてしまいましたが、あまりにも私が必死に見えて心配したそうです」

T.Rさんは、この男性から手術代を募る為の募金活動についての話を聞いて疑惑を持つようになります。

「私が慌てていた訳を話すと、男性は言い辛そうに話してくれました。彼も私と同様、同じ時間帯に出社する方だったらしく、募金活動をしている女性を見かけていたそうです。ですが、彼にとってその募金活動は明らかに怪しい印象を受けたと教えてくれました。『高額な手術代が必要な難病だと声を大にして言っていたものの、そもそも病名を挙げていない。集めたお金によって何が出来るのかを明確にしていない募金活動は、怪し過ぎる』」

「『でも!』と言ってしまった私を遮って、彼は決定的な証拠を見たと言います。なんと、先日の夕方頃にパチンコ屋で見かけたとの事でした。日付は、まさに私が10万円を募金したその日です。人違いであって欲しいと願った私でしたが、彼は詐欺だと明言しました。渡してしまったお金は残念ながら返ってこないだろうけど、今後は絶対に引っかからない様にと…。それでもただのお人好しだった私は、まだ女性を信じていました」

「それから半年近く経ちました。彼に忠告されてから1度も女性に会う事はなく、時間が過ぎていたのです。10万円も気軽に渡してしまった事を心のどこかで後悔していた私は、偶然にも真実に辿り着いてしまいます。ある時、いつもの様に出社しようしていたら、駅前でその女性を発見したんです」

「心配する気持ちの方が大きかった為、直ぐにでも私は声をかけました。最初、女性は私に気づかなかったのか自然に会話に応じましたが、途中で思い出したのか明らかに気まずい雰囲気を醸し出しました。『そういえばお子さんはどうなりました?』と声をかける前に、冷静になったんです。間も無く迎える誕生日の前に死んでしまうかもしれないと悩んでいた筈なのに、どうしてこの女性は今も募金活動をしているのだろうと。そこでようやく私は騙されていた事に気付きました」

詳細が不明確な募金活動は絶対に手を出してはいけない

T.Rさんの優しさを利用した最低な詐欺行為だったと言えます。その後、T.Rさんは女性に追求して詐欺を認めさせたそうです。生活が困窮していた為、やってしまったとの事でした。渡した10万円は、その日の内にパチンコで使い切ってしまったそうで、取り戻す事は出来ませんでした。

T.Rさん以外の道行く人は怪しいと感じて近づかなかったのでしょう。男性が話した様に、募金の使い道を明確にしていないのは非常に怪しいです。絶対に関わらない様にしましょう。

善意を踏みにじる最低な詐欺に引っかかったが何とか被害額を取り返したM.Fさん

テレビを見る男性

M.Fさんは、都心に在住の40代男性です。大企業に勤めるM.Fさんには辛い過去がありました。

「私事で申し訳ございませんが読んでいただけると幸いです。私には、31歳の頃に結婚した妻とその間に生まれた子供がいました。妻も私も子供が大好きで、生まれてきてくれた時には、お互いに泣いて喜んだものです。ですが、乳幼児突然死症候群を発症してしまい、生まれてまもなくこの世を去りました。傷心の中、後を追う様に妻も癌を患って帰らぬ人になったんです」

「それからは、生きている意味を自分に問いながら足元もおぼつかない日々を送っていました。真っ暗闇にいるようでした。ですが、私にとって唯一の希望は残っていました。仕事です。必死に勉強し、念願の大学を卒業して遂に就職を果たした夢の大企業でした。妻とは大学時代に出会ったのですが、お互いに励まし合い、就職が決まった日には共に喜び合ったものです」

そんなM.Fさんにとって、仕事以外にも光となり得る存在と巡り合ってしまいます。

「ある日、いつもの様に仕事を終え、帰宅して一人夕食を食べていました。そしていつもの様になんとなくテレビを見ようとしたんです。適当なバラエティ番組でも眺めていようと…。すると、その日は、いつもとは違う番組が放送されていました。重い難病を患ってしまった子供の親を取材した特集でした。生まれつき体が弱いその子は現在2歳であり、この時点でその生存は奇跡と言える程だったそうです」

「ですが、今国内で出来る手立てはもう限界であり、このままでは小学校に入るのは不可能との事でした。私はぼーっとその番組を見ていました。1歳も迎えられなかった私と亡き妻の子供を重ねていたんです。何とか、この子の病気が治り、元気な大人になって欲しいと思いました。アメリカで手術を受ける為に、募金を求める形で番組は締められました。私は直ぐに紹介されていた連絡先に連絡しました」

M.Fさんは、自分の全財産を投げ打ってでもその子を助け出さなければならないという使命感に駆られていたそうです。

「お恥ずかしいのですがその時は自分としてもかなり興奮しており、感情的な文章になってしまいました。自分の身の上話をし、どうにか手術を受けられる様にと1,500万円の募金を検討している旨をメールで送りました。返信が届いたのは数日後です。そこには感謝の旨が綴られていました。金額が大きい為、改めて送金先の連絡をくれるという事で、一旦やり取りは終了したんです」

決意に満ちたM.Fさんでしたが、亡くなった妻の言葉を思い返しました。

「実は私、大学時代に友人に騙されて5万円盗まれた事があるんです。当時彼女だった妻はこれを知ってとても怒りました。相手に対しては勿論ですが、友人の嘘にあっさりと騙された私にも非があると…。そこで、私にはお人好し過ぎる部分があるから、感情だけで行動してしまうのはやめなさいと言われたんですね」

「テレビで放送されていた為、嘘である可能性は限りなく低いと思っていたんですが、妻の言葉を思い出し冷静になって募金先について調べてみる事にしました。すると、怪しい部分がいくつか発見されたんです。まず、団体名でもある『Fちゃんを救う会』なのですが、募金を募っているホームページは見つけられたものの、掲載されている住所が放送していたテレビ局の所在地だったんです」

「ホームページには具体的な病気の名前や引き起こされる症状を詳細に解説した文章や画像があったのですが、住所にはどうしても引っかかりました。テレビでは、夫婦が独自に始めた活動だと紹介されていた為です。テレビ局が主体となっているわけがありません。次に両親の名前です。これは検索しても中々出てこなかったんですが、どうにも聞いた覚えがありました。会社の先輩に聞いたところ、取引先の大きな企業に勤めている方と同じ人物である事がわかったんです」

「その後先輩に聞いたところ、その方は夫婦でその企業に勤めている事もわかりました。夫婦揃ってそんな大企業に勤めているのなら、2億円という金額は確かに高額であるものの、2人にとっては払えない金額ではないはず、との事でした。また、その大企業が放送していたテレビ局とも繋がりがある事が発覚。そこで先輩と私は、この繋がりを利用して大金を稼いでやろうと画策したのではないかと仮説を立てました」

「先輩のアドバイスをもとに、十分な証拠を用意して警察に届けました。私が実際に被害を被った訳ではなかったのですが、このまま放置すると被害額が大きくなる可能性があります。警察も調査に乗り出してくれるの事。それから暫くして、気ままにネットニュースを眺めていたところ、前述した夫婦が詐欺罪で逮捕された事を知りました」

「調査の結果、そもそも夫婦の間に子供がいなかった事が発覚したそうです。ニュースでは動機も明らかにされておりました。2人は独立して起業する為の資金が欲しかったとの事でした。苦しい気持ちになりましたが、善意を踏みにじる様な人間の悪事が明るみになって、安心しました」

信憑性が高い様に見えたとしても必ず怪しい点がある

辛い経験をしたM.Fさんでしたが、奥様の存在が被害から守ってくれたと言えます。思い出の中の奥様がくださった言葉がM.Fさんに注意喚起してくれました。たとえ上手に出来た詐欺話でも、冷静になれば必ず怪しい部分が見えてきます。善意と勢いだけで行動するのではなく、冷静に見極める事が重要です。

まとめ

今回は実際に被害に遭われた方の体験談を2つご紹介いたしまし。全ての募金活動が嘘というわけではありません。本当に手術代の為に募金を募っている場合もあります。だからこそ、善意を踏みにじり、本当に困っている人まで疑われかねない死ぬ死ぬ詐欺は、許しがたい行為です。

助けたい気持ちがあったとしても、騙されない為には冷静になりましょう。本当に誰かを助ける為にこそ金銭や労力を費やすべきです。

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