みなさん、こんにちは。ブログ管理人の敦子です。
今回はお金を盗まれる(取られる)夢をテーマにお話したいと思います。
お金に関する夢占いの情報も多く混乱するかもしれませんが、「お金を盗まれる」と言う夢には強いメッセージが含まれています。誰にとってもお金は大切です。
「お金がなくても愛があれば…」と言う考えを否定するべきではありませんが、現実問題としてお金がなければ生きていけません。事実、お金がなければ食材を買えない為、お腹を空かせたまま我慢するしかありません。
お金の夢だからこそ、潜在意識へも繋がりやすいのです。気になる夢の正体を解明し、心理学の側面から隠された真実へ迫ります。
Contents
夢を見ている状態を解説
夢を見ている脳の状態は睡眠に関係しています。脳の活動によって眠りの深さは変わり、レム睡眠とノンレム睡眠を繰り返して朝を迎えます。
脳はレム睡眠(浅い眠り)の時に夢を見せますが、その仕組みについてもご紹介しましょう。
レム睡眠中の脳の活動
レム睡眠中でも脳は活動しています。これにより体は休んでいても眼球が動いている状態となり、脳の活動で夢を見る事になるのです。
記憶に関係する大脳辺緑系が動き、情報の整理を行っている為、「起きている時に受けた刺激や印象が定着しやすい」との報告もあります。
ノンレム睡眠中の脳の活動
ノンレム睡眠は脳が活動していない状態。つまり体も脳も眠っています。
脳全体の血流も低下する為、深い眠りへ誘われます。レム睡眠とノンレム睡眠は90分周期で繰り返されますが、目覚めてすっきりしないのは、ノンレム睡眠のリズムが上手く調整出来なかったからでしょう。
夢と潜在意識の関係性
夢は潜在意識からも影響を受けています。潜在意識には外部からの情報や言葉もあり、過去のトラウマを含め記憶に残されています。
忘れたくても忘れられない思い出や経験ほど、都合良く記憶から消す事が出来ません。だからこそ、潜在意識へ深く刻まれて夢となり現れるのです。
お金を盗まれる(取られる)夢の意味
お金を盗まれる夢は、抱えている問題の解決、目に見える形となり得られる物を意味しています。それぞれ具体的に解説していきましょう。
お金を盗まれる事で問題が解決する理由
「盗まれる」と言う結果を解釈すれば被害者ですが、夢に登場するお金は握り締めている問題の象徴です。それを誰かに盗まれるのなら、「片付いていない問題を取り除いてもらえる」と考えて構いません。
家族の溝や恋人との隙間、職場で起こった勘違いやエスカレートした口論等、現在進行形で解決していない問題が決着する事を示しています。
どんな手段で解決されるのかは分かりません。協力してくれる人物が現れる可能性もあり、お金を援助してもらえるケースもあるでしょう。もしくは誰かに助けてもらうのではなく、自分のアイデアでピンチが救われる事も想定出来ます。
お金を盗まれる事で得られる理由
お金は不要な荷物を表し、それが盗まれたとなれば、空いているスペースに幸運が流れ込んで来る事を意味しています。人によって得られる幸運も様々で、肩書きの人もいれば名誉の人もいるでしょう。お金や不動産の可能性もあります。
反対にお金を盗む側の夢だった場合は、逆の意味を暗示する事になり、与えられた地位からの転落や築いてきた人脈を手放すほうに向かいます。
お金を盗まれる(取られる)夢の心理学的な側面
心理学的に例えるなら、お金を盗まれる夢は支払いの負担を感じている状態かもしれません。
自分で稼いだ収入から支払う税金。付き合いで徴収される会費。養わなければならない家族へのお金等、自由に使う事の許されない状態が潜在意識に埋め込まれ、抑圧されている現実が夢に現れたとしても不思議ではありません。
心理学から考えるお金との関係
お金に対する価値観はそれぞれ。節約が好きな人もいれば、稼ぐ事にしか興味のない人もいるでしょう。どちらが良い悪いではなく、お互いの持っている価値観が違うだけです。
しかし、節約も偏り過ぎてしまえばケチな人となり、お金への執着を残します。だからと言って稼ぐばかりの人が、たくさんお金を使うとは限りません。
お金は手に入れた対象への対価や仕事の見返りとして渡されるだけで、お金自体に価値はありません(コレクションするお金を除く)。ところが人はどうしても、お金の量によって判断してしまいます。
【お店の人から見た場合】
- たくさんお金を使ってくれるお客さん→お店に貢献してくれる良い人
- あまりお金を使ってくれないお客さん→お店に貢献してくれない人
使う金額の差によって明確な境界線が敷かれ、お店の人の心はたくさんお金を使うお客さんへ向かいます。もちろんビジネスならそれが普通です。
では、ビジネス以外の場面ならどうなるか。誕生日に高級レストランへ連れて行ってくれる恋人は、お金に余裕のある素敵な人として映るかもしれません。ただ、お金はあっても優しさのない人です。
大衆食堂にしか連れて行ってもらえない場合は、誕生日なのにケチられた寂しさを感じるかもしれません。でも、お金はかけてもらえないけど、いつも味方してくれて頼りになる存在です。
二者択一のような状態になりますが、お金の問題だけで恋人を選ぶのは難しいでしょう。
人の心がお金で買われる法則
「心はお金で買う事が出来ない」と言われていますが、実際はお金に買われる心も存在しています。
どれだけお金を積まれても了解出来ない。上手い話しには裏がある。建前としてそう言われ続けている一般論ですが、全ての人に当てはまるわけではありません。
お金の為ならプライドを捨てられる人。お金の為に自分を犠牲にする人。お金の魅力に引き寄せられて自分を見失う場合もあり、人生における成功や失敗を分かりやすく表している形がお金です。
お金を理由に行動を変える事が悪いのではなく、お金に振り回されて心の自由を奪われている現実に問題があります。
【お金によって心を動かす身近な例】
- 嫌いな作業でも謝礼を目当てに手伝う
- お小遣いアップを約束に勉強する
- 気に入らないけど安いほうを買う
- お金が支払われるからクレームを取り下げる
金額の大小もありますが、日常生活において心とお金を切り離す事は出来ません。「宝くじに当選して億万長者をなりたい」と思うのも、「自分の心をお金に換えている」と言えなくもないでしょう(宝くじを否定しているわけではありません)。
心はお金の影響を受け、お金を手に入れる為の条件や金額の増減によって、目の前の出来事を受け入れたり拒否する選択を決めます。意識せず選んでいるように見えても、それは潜在意識に置かれたお金への感覚が働いているからです。
「心はお金で買えない」と言う理想を実行しようと思ったら、極論としては山奥で自給自足の生活を送らなければなりません。
電気もガスも水道も、お金を払っているから使用を許可されています。払わなければ停止。「それは必要なライフラインだから」と考えるのも間違いではありませんが、お金を使う概念に当てはめれば、何に使おうとお金はお金です。
お金の使い道に正当性を主張したとしても、生きる以上はお金に心を動かしています。
心理学から読み解くお金への思い込み
お金に善悪はありません。ただ、心の思い込みによって入ってくるお金を区別しています。どんなルートで収入を得たとしても、お金の価値は同じです。「仕事をして得たお金が最も素晴らしい」と思っても、働かず財産を相続した場合のお金もカテゴリーとしては一致します。
日本人は真面目な人が多く、コツコツ働いて得たお金を美徳とします。決められたルートから入るお金だけを認めていれば、それ以外のルート(中古品を売る・副業・ギャンブル等)から得られたお金には、良いイメージを持たない傾向があるかもしれません。
特に世代間のギャップは大きく、上の世代になればなるほどお金への思い込みも強くなります。それは苦労した自分の経験から生まれ、下の世代と共感する事は難しいでしょう。
【お金への思い込み例】
- 小銭から使う
- 外食やお洒落は贅沢
- 結婚したら妻が家計を管理する
- デート代は男性側が支払う
- 衣食住以外にお金を使わない
時代の流れによって、お金を得る為の選択肢は増えています。
ただ、潜在意識の中にお金への思い込みがあれば、収入を確保するルートに制限が設けられ、使い道も限定されやすくなります。
どんな思い込みを持つかは人によりますが、結婚してもお金の価値観が合っていなければ、お互いに居心地の悪さを感じるでしょう。だからと言ってその価値観を芽生えさせた原因は、本人だけにあるわけではありません。
大人は自分の考えで行動しますが、それでも心の根底には、生まれ育った環境の影響が残されているのです。そして年齢を重ねれば重ねるほど、思い込みの枠を外しにくくなります。
お金を盗まれる(取られる)夢の夢診断
夢の意味や心理学的側面から診断すると、お金を盗まれる夢は経済活動における転機と解釈しても良いでしょう。結果の解説と共に行動のアドバイスもご紹介します。
夢はお金に関する転機の訪れを告げている
お金を盗まれるのは日常ではありません。そのため停滞していたお金に関係する出来事が、「動き始める合図」と読み解けます。
例えば仕事を失って金銭的に困窮。財布をどこかへ落としてしまった。現実の生活でお金に悩んでいるなら、その悩みへ希望が差し込んできます。
新しい仕事に就いて家計が安定する、落とした財布が戻ってくる等、マイナスに現れているお金の問題が改善される前触れです。
もう無理だと思っていた給料が上がる。支給されないはずのボーナスをもらえる可能性もあります。会社絡みのお金は事務手続きの関係があり、明日からすぐに実現するわけではありませんが、遠くないうちに嬉しいお知らせが舞い込んで来るでしょう。
もちろん会社員だけではなく、自営業の方にも当てはまります。思いがけない所からの依頼。予想していなかった人との連携によって、これまで悩んでいた売り上げが倍増するかもしれません。
友人や身内から、「お金を貸して欲しい」と頼まれて困っている場合は、貸さなくても良い状態へ変わるでしょう。
それは借金返済の目途が着いたお話しかもしれないし、他の人に借りるから貸す必要がなくなる事かもしれません。頼まれなくなる理由も色々ありますが、依存されていたお金の問題から解放されるタイミングなのです。
また、お金の流れが変わる節目でもあります。転勤や引っ越し、進学や転職等、これまでの環境が手放される事によって、必要となる金額も変わってきます。
その多くは思い描いている金額よりも高くなりますが、必ず支払った金額よりも大きな豊かさを得られるでしょう。
赴任した先で昇進する。学んだスキルのおかげで収入が増える等、先に支払わなければならないお金はありますが、支払った金額以上の対価が手に入ります。
どんな転機が訪れるのかはそれぞれ違いますが、お金を盗まれる夢は、思い込んでいたお金の価値や予算、支払いの流れが変わるメッセージと受け取って下さい。
夢を見た後に行うお勧めの行動
「お金の流れが変わって良い事が起こりそう」と思うのは構いませんが、思うだけではなく行動に移しましょう。
「良い夢を見たな」と感想を述べるだけなら現実は動きません。まずは自分が見た夢を記録に残して下さい。PCやスマホのメモ帳へ入力するのではなく、スケジュール帳やノートに手書きで残しましょう。思い出せる範囲で構いません。
すぐに入力出来るデジタル機器は便利ですが、紙に記録しておくほうが潜在意識へも刻まれやすいです。
【残しておきたい記録】
- どんな状況でお金を盗まれたのか
- 誰にお金を盗まれたのか
- お金を盗まれた時の服装
- なぜお金を盗まれる事になったのか
覚えている状況があれば、どんな小さな内容でも構いません。「細かい所までは覚えてない」と言う場合は、「お金を盗まれた夢を見たから、お金の流れが変わる」と書き留めておきましょう。
内容を記録しておけば、現実が動いた時に夢の意味をより理解出来ます。その時になって初めて、「夢を見たのはこの為だったんだ」「ずっと悩んでたお金から解放された」と気付けるでしょう。
普段から潜在意識へ繋がる生活を送るのは難しくても、夢を記録しておけば読み返して納得出来ます。夢の記録が終わったら、現実的な行動へ移りましょう。
夢のお告げがあったからと言って、何の努力もしないで寝ているなら、転機が訪れていてもチャンスを見送っている状態と同じです。
確かに夢はお金の流れが変わる兆しを教えてくれますが、見ただけで終わらせるなら見ていない人と変わりません。何を努力するべきか状況によって違いますが、以下に参考となる例を記します。
【行動しておきたいタスク】
- 失職している人→求人を探して応募する
- お財布を落とした人→交番や心当たりの場所へ問い合わせる
- お金を貸している人→貸した相手の近況を聞く(それとなく)
- 引っ越す予定の人→新しい生活の計画を立てる
どれも当たり前の行動です。ただ、「この程度の事」と言う過程を踏まえず結果を得ようとするなら、それは「出かけないけど、ケーキを買って来て」と言う人と同じです。
出かければお金を拾うかもしれない。出かければケーキを奢ってもらえるかもしれない。どんなルートで願いが叶うか予測は出来ませんが、出かけなければケーキは手に入りません。天井から降って来るわけでもなければ、突然目の前に現れるわけでもないのです。
この場合は買う予定で出かける事が、ケーキを手に入れるために必要な行動となります。夢を見て行動を起こしておく事で、予想外のルートから願いを叶える為のサポートやアイデアが運ばれて来るでしょう。
まとめ
お金を盗まれる(取られる)夢を見たら、お金の流れに転機が訪れる前兆と考えて下さい。出来るだけ記録に残しておきましょう。
状況に合わせて行動する事で、潜在意識へ埋め込まれていた思い込みが薄まり、現実的にお金が動くほうへ導かれます。